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(回答先: Re: イラク国内で活動するNGOメンバーを護衛する、警備会社を作れないか? 投稿者 はまち 日時 2003 年 12 月 15 日 01:09:54)
ご意見有難うございます。
かなり無理なアイデアだとは思いつつ、投稿しました。
もし可能なら現地の人達がとっくにやっているはずですから。
無理ついでにもう一つアイデアと言うか、希望があります。
「インターネットで公開されているアルジャジーラのホームページを、日本語訳で発信出来ないか」
現在イラクには日本の報道関係者が多数滞在していますが、サマーラでの「自衛隊歓迎」横断幕みたいな報道をされても困ります。
それよりもイスラムと同じ立場で、イスラムの目から見た現地の状況が知りたい。
その点、カタールの独立系報道組織アルジャジーラなら欧米諸国や政府権力の圧力を受けずに報道することが可能なはずです。
ただし日本とアラブ諸国とでは宗教も文化も違いますから、アルジャジーラの制作スタッフにかなり日本語に堪能な方がおられないと無理だとは思いますが。
仏教には「登板漢(板を担いでいる人)」と言う言葉があって、この場合「板」とは、その人が身に付けてきた知識や経験を意味します。
知識や経験はその人が生きていく為の大事な財産ですが、しかしその経験が邪魔になり却って状況が見えなくなってしまう。
だから時にはその板を下ろして(知識や経験・先入観を取り払って)周囲を観察し、確認出来たら再び板を担いで歩き出すようにしなさい。
仏教では昔からそのように教えられてきました。
仏教徒だからこそ見える「真理」がある。
イスラム教徒だからこそ見える「真理」がある。
自分が持つ哲学や道理にこだわらず、「自分には見えないものがある」と感じたら進んで教えを請い、自分の中に取り入れて自分の「力」とし、実行すること。
「学ぶ」こそが日本人にとって最大の武器なのだと。
日本が千年前に大陸から学び、百年前に欧米諸国から学び、遂には世界第二位の経済大国となった源泉はここにある。
そして今は、イラクと日本の将来の問題に関して、シュメール文明以来5千年の歴史を持つアラブ文化とイスラムの中にその答を求めている。
アルジャジーラの日本語放送やHP公開はおそらく無理だと思います。
ただ、中東問題についてこんなことを考えている日本人がいるのだと、御近くにアラブ出身かイスラムの方がおられましたらお伝え下さい。