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(回答先: Re:人治主義=専制主義=に抵抗し、「自然」の権威へに服する運動の象徴としての「ウンコ」 投稿者 運の強い人 日時 2003 年 12 月 13 日 20:17:22)
運の強い人さん、今晩は。お返事有難うございます。
先ほど、「金のうんこ」の紹介記事を見てきました。
http://www.nikkansports.com/ns/general/f-so-tp0-030329-0020.html
http://www.kiteru.com/vol32/no5-vol32.htm
感心してしまいました、不思議に納得感があります。妙に可愛らしいです。
これを見たときに棚畑遺跡の“縄文のビーナス”の頭部を想い出してしまいました。
http://www7.ocn.ne.jp/~volonte/column-dec.html#vol.15
国宝のこの土偶の頭がどうなっているか知る人は少ないと想いますが、実はてっぺんの平らなところを占めて、ひとつの渦巻きが刻ま
れているんです。とぐろが作られている感じです。妙に納得感がありますね。宇宙の原初の渦巻き、蛇…
*
今回のご論考も面白く読ませて頂きました。いろいろ考えさせられます。だけど、自覚的に考えを展開できないと、何が面白いのか、
他人にさっぱり解らない文かもしれませんね。私はご論考を通し、社会制度の鏡像を見せてくれるメディアとして[ △ ]:ウンコを理解し
ました。
武家による専制政治において観念的に形が決定でき、位階性をつけ加えられる社会的身体を裏切り、異なる原理によって動く生物的
身体を浮かび上がらせるメディアとしての[ △ ]。生物的身体が不可避に依拠している自然の循環に接続するメディアであり、循環独
自の原理性を生物的身体に知らせるメディアでもある[ △ ]、これが浮かび上がってきます。
これは、食物の循環路としての消化管を経て[ △ ]が作られるその直中に自分の視座を置き、その生物性や環境性に従って専制政
治等の制度を対象化して捉える行為ではないでしょうか。もちろん忌避される感覚を自らに内化して想像を展開する分、批評的な厳し
さは強化されるでしょう。この独特な属性を持つ視座を機軸にして、専制政治、女性原理、Taoへの延長、穀物の種類と生物的親和性、など各論が理解できてゆく。
やはり、生体としての内環境と自然等の外環境に、食物の循環を通すために貫かれている消化管と、それらのメディアとしての[ △ ]に対する認識や親和感が思考の母体になるんでしょうね。これは比較解剖学者の三木成夫さんも持っていた感覚であり、視座である
ように想います。(ご存知なのではないかな)
*
私の視座で、運の強い人さんのご投稿から啓発され、あっしらさんや如往さんの共同体論(その中には個人に関する事項もある)へ
つなげられると想った事項を説明させていただきます。主題は『個体的身体性と共同体的身体性』です。
図式にしたほうが解かりやすいので図化します。
口 肛
食物/物質○ >………消化管………< ●物質/糞尿
社会制度に親和的← 共同体的身体性 肉体 個体的身体性 →自然循環に親和的(個人自覚の契機)
※消化管を物質循環の管路として右に口、左に肛門を配します。○は食物、●は糞尿。
食物を摂るほうは、社会の中で餐食(家族や友人等との分ち合いの食卓)神前の共餐など共同性を孕みやすく制度化もされやすい。
従って、この入り口側では『共同体的身体性』が育まれやすい。
糞尿を出すほうは、社会の中で個人的に分離独立が前提となり、糞尿の集合も認識上隠蔽される。
従って、この出口側は個人的身体性経験の母体であり、ここが近代的に分離・隔離されたものではなく、自然の循環に連係する認識
が涵養される状況になれば、個人的身体が自然環境と循環に結ぼれた認識が生まれる可能性がある。何しろトイレは独房。
来るべき時代に、大きな循環にたいする感受性や認識は拡張されねばならず、共同体性は涵養されつつ個人的自覚も涵養されねば
ならないとすると、『共同体的身体性と、個人的身体性』を自然環境の中の大循環と関わらせつつそれぞれに涵養する仕組みとして
上図のような図式は有効なのではないかと想われるのです。
(強引さを自ら感じますが…トイレなどの新しい場所性や循環式の糞尿処理装置と環境作りはこれからの課題なので対処可能)
以上です。
運の強い人さんのあっしらさん理解はちょっとずれていると想います。せっかくだから直接聴いてみたら?
>資本主義経済の超脱するビジョンは「自然法則」を価値軸としたものじゃないかな。かといって、じゃあそれ「エコロジー」?って来る
>と思うんだけど、それでは包摂できない、より大きな枠組みのビジョンなんだ。
その通りだと私も想っています。あっしらさんも如往さんもそれを表現しようとしていると想うんです。ただ、あっしらさんは、現在の経済
機構が破壊的に再構築されようとしている今、不本意な制度にはめ込まれないように対処出来る事に集注するのが、第一優先事項
だと考えていらっしゃると想います。
面白いからここの常連さんになって下さい。