現在地 HOME > 掲示板 > 議論15 > 413.html ★阿修羅♪ |
|
(回答先: 実は武士階層内部がさらに3階層に別れ、武士階層間で激しい差別構造があった。美意識を理由としては武士階層を弁護できない。 投稿者 4958 日時 2003 年 11 月 05 日 02:46:12)
苗字帯刀を許され、武士であると同時に庄屋として農業もやり、ついでに勤皇運動もやっていた高山彦九郎や、日本地図を作った伊能忠敬。
商人だった先祖が金で御家人株を買い、商人であり同時に武士でもあった坂本龍馬や勝海舟。
毎日百姓仕事をしながら、同時に長州藩の参謀総長だった、吉田松陰。
伊達藩の殿様の義弟(実姉は殿様の側室)でありながら、次男坊だったために却って
「俺ほど自由な人間はいない」と、日本中を飛び回った林子平。
藩の家老だったけど、ムチャクチャ貧乏だった、渡辺崋山。
妾の子だった為に「俺は父親に愛されていない」とグレていたが、
「正妻だろうと妾だろうと関係ない。俺の後を継げるのはお前しか居ない」
と父親に遺言された後、町奉行として江戸市民の生活を守る為に幕府の保守派と戦った遠山金四郎。
誰も、カッコつけて生きてたわけじゃない。
身分差別の構造を見ているだけで、これらの人々の業績や存在価値を理解する事は出来ない。
日本の文化や思想を理解することは出来ない。