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(回答先: 昭和天皇の責任の取り方 投稿者 せと 日時 2003 年 10 月 27 日 17:00:42)
たぶん、太平洋戦争から学ぶことのひとつは、天皇に、具体的な政治に関与してもらわない、ということでしょう。すでに昔から、天皇が具体的に命令する、あるいは、関わっているかのように見せかけると、ろくなことはないですよ、という教えが、たとえば、太平記にあるようです。後醍醐天皇のことだそうです。
その上で、政治権力の行使とその責任、を問題にできるようにしましょう。ということを、我々は、学んだのだと思います。
ところが、実際は、学んでいなかった、ということが、あっしらさんの議論の背景にあるような気がします。あっしらさんの言われることは、最近の、バブルの生成、崩壊、、、この間の政策実行、に対して、天皇が関与していないにも関わらず、同じ構図ができてしまっていることに対する関心だと理解します。
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私の素朴な見方は、以下のようですけれど。
単純に言うと、権限の行使をはっきりさせない、責任の所在もわからないようにする、曰く、皆がバブルに踊った、皆で10年以上を失った、、、、。権限のありかが分からないから、責任を議論できない、結果、政策のフィードバックが難しいでしょう。(閣議にあがる案件は、すでに、役所の考え方でまとまっているようです。総理大臣は、希望をいうけれど、具体的な政策は、役所みんなで考えた結果です。実質は、係長、課長ぐらいの案です。日本軍も中間管理職が、いちばん動いたでしょう。)
別の例をとりますと、私の知り合いの会社、社長が創業した会社ですが、ある規模になってからは、社長は上がった、かつがれる、状態になりました。うまくいくときは、それで、皆が幸せだったんです。ところが、傾き始めたんです。すると、皆がというのはうまくいかなくて、結局、社長が、再度、仕切って、生き残りをはかってます。
もし、社長が、再度、うまくやれればいいけれど、失敗すれば、皆が失職ですけれど。
しかし、とった戦略は、よりはっきりして、別の人に、教訓にはなるかもしれない。
皆がやって没落すると、戦略がはっきりせず、皆が頭をまるめるだけで、なにがまずかったか、はっきり突き出せない。
素朴な感じは、こんなところです。