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(回答先: Re: 昭和天皇の責任の取り方 投稿者 あっしら 日時 2003 年 10 月 27 日 21:14:57)
あっしらさん。
大変面白いものを読ませていただきありがとうございます。
多分ご趣旨を理解したものとして、
<戦争を遂行しながら殺戮に手を染める罪の穢れを敵味方の区別なく清めるということは理<解できますが、自分のいたらなさが「戦争に反対でありながら戦争を止められなかった」<というのであれば、統治大権を統べる立憲君主として恥知らずの言動です。
昭和天皇の存在は、軍を率いる権限をただ一人(輔弼という奇妙なポジションがあるにせよ)の人物であるわけですから、立憲君主と呼ぶのは誤解の多いところなのではないかと考えています。
そして、存在として君臨すれど統治せずでは足らないにもかかわらず、どうも自分の自己規定としては立憲君主だと思いなし、かつまた人々もそれでいいと思った。ここに齟齬があるように考えてみることもできるかと思います。
そしてこの立憲君主的な存在だという規定の仕方が、奇しくも、現世的でない存在として民にとって認知しやすかったのではないか(神様も具体的統治に関与しないですからね)など考えたくもなります。
誰か、あなたはそれでは足らないのよと教えてあげる人はいなかったのか(笑)と思われるわけですが。