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(回答先: Re: グノーシス主義をさらに理解してゆく書籍を紹介して頂けませんか 投稿者 あっしら 日時 2003 年 10 月 24 日 02:21:43)
あっしらさん、お答え有り難うございす。
9.11の時は、夜たまたま1番機突入後にNHKが急遽現場報道を行っている放送に出会い、2番機突入に出会ってしまいました。にわかには何が起きたのか解らず、もしかしたら映画のロケじゃないかとぼんやり想っていました。猛煙を上げてWTCが崩壊した
後、「世界の終わり」が始まったという想いが、自分の深層をよぎったようでした。
近代に対してあっしらさんのような巨大な世界経済・政治構造の認識はありませんでしたから、単純にイスラーム等とアメリカ同盟
国の戦争になるかも知れないと想っていたのみです。恐慌が来るかと想ってニューヨーク株式市場の再開を待っていて事が想い出
されます。別の戦争の時に破局かと想う経験をしていましたから(他愛もないものですが、主観では世界の終末です)本格的に終わ
りの過程が始まったとぼんやり感じていたようです。
世界の終わりを必然として、ひとつの世界観を作り、いわば魂の羅針盤のようなものを作って航海するようなイメージは、戦争による
世界破局経験から自然に出来ていました。これは人間の普遍的な実存の構えが、私にも訪れたものでしょう。
とはいえ、これで終わりまで行くといった考えは無く、魂というべきものは愚かなほどの楽観の光を内に深く抱いているようです。
ご紹介頂いた本はさっそくに発注しました。あっしらさんに問うてよかったと想います。私の性質からして二元論的な解釈では到底
納得していなかったでしょう。
解説して頂いたグノーシス主義発生に関するご考察は、外部から人間を規制しようとする強大な構造・枠組みに対し、人間の生命/
意識がどのように自らを護る新たな展開を創出したかを過去から照明するものであり、今後の私たちのあり方(可能性)をも暗示して
くれるもののように感じます。
また宜しくお願いいたします。あっしらさんのユーモア面白かった(笑)