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http://www.mainichi.co.jp/news/selection/20031123k0000m020094000c.html
クリーンで無尽蔵なエネルギー源として注目される「宇宙太陽光発電」の研究が、実用化に向けて加速する見通しになった。京都大学宙空電波科学研究センターが、単体としては世界最速クラスの演算処理性能を持つスーパーコンピューターを04年1月から導入、演算スピードが10倍以上アップするためだ。
研究センターが導入するのは富士通製のスパコンで、同社側は約4億円で受注。1秒間に1兆回の演算処理能力がある。
宇宙太陽光発電は、宇宙空間で大規模な太陽光発電システムを稼働させ、得られた電力をマイクロ波に変換して地上に送電する。昼夜や天候に左右されず、発電効率が高い。米航空宇宙局(NASA)のほか、国内でもマイクロ波送電技術でリードする京大などが研究を進めている。
実用化は2040年ごろとされるが、宇宙空間に建造する発電設備は重量2万トンにもなるため、ロケットなどで何度も資材を運搬しなければならず、建造費用は2兆円以上とも試算される。
このため、研究センターは、スパコンの導入で、宇宙空間を想定したシミュレーション(模擬実験)の精度を格段にアップさせ、実用化の最大のネックとされるコストダウンにつなげたいと期待している。【上杉智己】
[毎日新聞11月23日] ( 2003-11-23-03:00 )