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創価学会の「週刊新潮」批判
(2003.11.11)
言論人の品性欠く言語感覚
目下、わが国最高のマンモス教団「創価学会」(本部=東京・信濃町)による「週刊新潮」(新潮社発行)バッシングが続いている。
そのバッシングぶりも半端ではない。発行部数が毎日新聞よりも上回る日刊550万部の「聖教新聞」を筆頭に、学会系列出版の「潮」、「第三文明」、「灯台」等をフル動員し、さらに単行本の出版にまで及ぶ。
とりわけここ3、4年来続いている学会の新潮攻撃とはどれほどのものか。例えば最新9月分の「聖教新聞」をながめると─―。
秋谷栄之助会長ら同会最高幹部による紙上座談会「21世紀の展望を語る」のなかで、「『新潮』遂に裁判官を中傷、攻撃」「デマ記事で自滅の『週刊新潮』」(9月11日)「『新潮』裁判官に八つ当たりの本。狂って赤っ恥の上塗り」(9月14日、1面コラム)「『新潮社は、大本営発表以上の虚偽報道を繰り返す』学者。マスコミ撃沈!」(9月15日同)
「勝手放題に人権を蹂躙。敗訴したら裁判を中傷。何ともさもしいデマ新潮」(9月17日同)
「言論暴力団のデマ新潮、敗訴でジリ貧」(9月19日同) 「破邪顕正」「謝れない幼稚新潮」(9月20日)のタイトルがついた紙上座談会では、「“謝れない”幼稚な悪ガキ、デマ新潮。どんどん法廷で弾劾し、彼らが悲鳴をあげるほど、何百回でも謝罪させてやろうじゃないか」…
薄汚い表現の羅列。人権、平和を声高に主張している宗教団体とは思えない言葉の暴力である。
しかも、こうした批判記事の見出しがそのまま、新聞広告や電車の中吊り広告に執拗に掲載されている。
新潮のライバル誌、「週刊文春」もさすがにあきれ果てたのか、「創価学会系メディアの子どもたちに読ませたくない口汚い日本語」のタイトルで特集(10月2日号)を組んでいる。
遡ること1970年、創価学会は、政治評論家、故・藤原弘達の著書『創価学会を斬る』の出版に際し、組織を挙げた「言論出版妨害事件」を起こし、国会でも追及された過去がある。
批判を一切許さないという教条、強い排他的な性格を持つ創価学会。学会関連スキャンダルの記事を比較的多く掲載して目立つ「週刊新潮」への攻撃であろう。
メディア同士による相互批判は結構である。しかし、“言論暴力団のデマ新潮”、“狂って赤っ恥”、“幼稚新潮”の文言はあまりにも品性に欠け、読者の目を背けさせる。
ちなみに機関紙・聖教新聞紙上では新聞批判以外にもほぼ連日、「ヘビ、まむし、犬畜生、クズ野郎、札付きの極悪夫婦、異常人格、魔物、狂っている、前科者、色坊主、クソ坊主、ただの老いぼれ…」等、学会批判者への罵詈雑言が紙面を飾っている。
もし、正鵠を得た新潮批判に臨むなら、まず学会はこうした「幼稚」な言葉使いを払拭してからスタートラインに立つべきである。
(ジャーナリスト・段勲)
http://www.jcj.gr.jp/massinfo.html#20031111