現在地 HOME > 掲示板 > Ψ空耳の丘Ψ31 > 546.html ★阿修羅♪ |
|
(回答先: Re: 白人が優越であった定めが最近変化した 投稿者 やま 日時 2003 年 10 月 30 日 18:44:32)
直接つながってないかも知れないが、商取引というものが、15世紀に大きく変化した。
あなたはコロンブスに金を貸せるだろうか?私には貸せない。無理だ。誰が貸せるのか?新大陸との三角貿易は地中海貿易とは比べ物にならないくらいハイリスクハイリターンだ。特に、15世紀には人工衛星がなかったので、大西洋の向こうへ行けば、アジアに到達してジパングの金を手に入れる事が可能という保障はない。
同じ白人でも英仏蘭なら、スペイン・ポルトガルの分捕った所を分捕れば良いだけだが、スペインの前にスペイン、ポルトガルの前にポルトガルはない。英仏蘭の連中のように、後から「あいつらばっかり儲けやがって」という道はなかった。こういう巨大な地域で略奪を始めたのはイベリアが始めてである。つぎ込んだ莫大な金が全部パーになる可能性大である。ハイリスクノーリターンの可能性すらある。どこにそんな金をつぎ込む金があるのだ。普通の庶民にはとても無理だ。ちょっとやそっとの金持ちでも恐くて手が出せない。大博打だ。そこでレコンキスタである。どうせ、殺したユダヤ教徒やイスラム教徒の金だ。いくらでも使ってしまえ。これで心おきなく略奪ができるというもの。運悪くジパングの金が発見できず、遭難しても、他人の金だ。この時スペインでべら棒な金が動いたはずだ。一挙にユダヤ・イスラム教徒の持っていた資産も分捕って海上保険・金融が発達したのではないか。山口組にこの前強制捜査が入ったが、15世紀のスペインで暴力団・闇金融の類の人間も非常に暗躍した可能性も大きいと思う。材木屋、造船業、大忙しだったのではないか。「毎度ー!」そして、彼らが大量の金を手にした時、さらなる欲がムラムラと沸いてきた。「これを独り占めしたい。他の奴には渡したくない」スペイン人同士の内ゲバが始まった。大量の富が手に入る事で、彼らの狂った人間性はいよいよおかしくなっていき、18世紀にはスペインは分裂状態に突入。19世紀にはラテンアメリカ諸国の地主は独立して、アメリカの支配下に入っていった・・・