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(回答先: 今、購入してきました。 投稿者 エンセン 日時 2003 年 9 月 26 日 17:10:26)
エンセンさん、はじめまして、なるほどです。
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アメリカの保守本流 集英社新書 (0210) 広瀬 隆 (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4087202100/qid%3D1064309896/sr%3D1-20/ref%3Dsr%5F1%5F2%5F20/250-9272326-3686653
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は読みました。「あとがき」で広瀬氏の物凄い切迫感を感じました。
また、「第4章 シンクタンクがばらまく軍事思想」の最初の項、「マードック
とロスチャイルド人脈による煽動プロパガンダ」は毎日新聞の「拡大する情報帝
国」重ね合わせて読みました。英国のケリー博士の死の件でもマードック氏が解
明を妨害していると思うのですが、アジア進出に熱心らしいのでブルーになりま
した(日本には読売があるので拡大する必要はなさそう・・・)。
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[発信箱]拡大する情報帝国=岸本卓也
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オーストラリア出身のメディア王、ルパート・マードック氏が手中に収めた世界の新聞や放送などの配信対象は世界人口の3分の2以上に達しているという。史上最強の情報帝国は米国主導のグローバリズムに合わせるかのように版図をさらに広げている。
英国では高級紙タイムズ、大衆紙サンのほか、衛星放送のスカイ・テレビなど多数のメディアが傘下に入った。マードック氏は「経営するメディアに私の政治志向を押し付けたことはない」と言うが、イラク戦争では系列メディアが一斉に米英軍を賛美した。
戦争に反対する世論が強かった英国ではブレア首相が国民の理解を得るのに苦労した。首相にとってマードック系メディアの戦争賛美はありがたかったに違いない。
首相はイラク戦争を明確に支持しない公共放送BBCの報道姿勢に不満だった。「イラクの大量破壊兵器の脅威を首相の側近が誇張した」と報道したBBCに「訂正しろ」と異例の要求を突きつけたのは、マードック系メディアに比べて可愛げのないBBCへの憎悪があったようだ。
マードック氏は今年72歳。拡大戦略の野心は衰えず、最近はアジア進出に熱心だ。
英国人作家のブルース・ペイジ氏は「権力に取り入って事業を拡大する手法が結果的に報道の自由を危険に陥れることに彼は気がついていない」と指摘する。
マードック氏は「自分は全体主義に反対する自由主義者だ」と主張するが、同氏が一番に守りたい自由とは商売の自由であって報道の自由ではないのかもしれない。(欧州総局)
(2003年9月19日毎日新聞朝刊から)
http://www.mainichi.co.jp/news/article/200309/19m/013.html