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昔、清家新一氏の『超相対性理論』を読んだことがあります。かなりぶっ飛んだ内容で眉に唾の部分もかなりありましたが、大いに想像力をかき立てられたものでした。
正確な表現は覚えていませんが、今でも記憶に残っているのは、
「それぞれの天体は固有の時空間を有しており、各天体によって光の速度は異なる」
といった内容であっと思います。
私には彼の理論を検証する物理学的あるいは数理学的な能力はありません。しかし、宇宙観も含めた自らの世界観を構築してゆく過程で、この清家氏の言葉が時折引っ掛かったように思い起こされるのです。私がアインシュタインの相対性理論やメディア等が取り上げる宇宙の構造に疑問を感じているかも知れません。
以下は清家氏の理論に関連した光速と宇宙等に関する疑問と質問です。できるだけ数式を使わないで分かりやすくお答えいただければと思います。
(1)地球内部の物質構成に関して諸々の仮説はありますが、真実は誰も知りません。地球や火星全体がどのような物質で構成されているかも仮説です。異なる物質構成の膨大な集合体が地球であり火星であり、また他の天体です。構成物質の差異がそれぞれの天体で独自の時空間を構成しうる可能性はあるのでしょうか。そして光速が異なる可能性はあるのでしょうか。質量が重力を決定するというのは当然でしょうが、天体の構成物質の差異によって、時空間に影響を与える可能性を持つ未知の物理量が決定されうる可能性はあるでしょうか。もしこの可能性が排除されるべきであるとすれば、いかなる根拠で排除すべきとなるのでしょうか。
(2)人類はまだ月面上や火星上で光速を測定していません。銀河系の中心と周縁では光速が異なるかどうか誰も測定していません。我が銀河系と他の銀河系で光速が異なるかどうか誰も測定していません。光速は不変であるという相対性理論は一つの仮説にしか過ぎません。清家氏が主張する各天体によって光速が異なるというのも一つの仮説です。実証されていない二つの仮説の対立に対して、私たちはどのような知的態度を取るべきでしょうか。
(3)仮に、清家氏が主張するように各天体によって光速が異なるとしたら、地球上から観測した火星に関するデータを補正する必要がありますか。また、火星探査機が地球に送ってくるデータを補正する必要がありますか。光速のみならず時空間が異なった場合、現在人類が持つ理論と知識でデータの補正は可能ですか。データの補正不可能という可能性は考えられますか。
(4)上の(3)に関連して、光がある時空間から他の特性を有する時空間へと進む場合、光の変化はその速度だけでしょうか。光速のみならず、光の性質そのものが変化する可能性はありますか。光の性質が変化する可能性がないとしたら、その可能性排除にはいかなる根拠がありますか。
(5)宇宙の構造に関しては様々な説がありますが、これらは全て地球上から観測したデータを元にしています。各天体、各恒星系、各銀河系等が固有の時空間を有し、かつ固有の時空間ごとに光速が異なるとすれば、地球上からの観測データを元にした宇宙の構造に関する諸説の全てが崩壊する可能性はありますか。
(6)光の性質は、光そのものによって決定づけられるのでしょうか。あるいは、光が存在する時空間の性質によって決定づけられるのでしょうか。
(7)上の(6)に関連して、私たちが存在する時空間の性質が決定される要素は何でしょうか。私たちが内包される時空間の性質が決定される要素を、私たちが論理的に知ることができるでしょうか。部分集合は、自身を内包する全体集合を論理的に定義づけることができるか、という質問でもあります。