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B型肝炎ウイルス(HBV)に汚染した30本以上の献血血液が、献血時の検査をすり抜けて輸血や血液製剤に使われていた問題で、厚生労働省は17日、汚染血液を原料にして作られた血液製剤の回収は見送る方針を決めた。
この日夜に開かれた同省薬事・食品衛生審議会の血液事業部会安全技術調査会が「安全だとする厳然たる科学的証拠もないが、積極的に回収を求めるだけの根拠もない」との見解を示したことを受けての判断。
また、汚染血液で作られた血液製剤をすべて回収すると、単純計算で最大400万本が対象となり、血友病などの治療で血液製剤を必要としている患者に届かなくなる恐れがあることも考慮した。
日本赤十字社は同省に対し、これまでに調査を終えた約2千本余の献血血液のうち37本からHBVが検出されたと報告していたが、集計にミスがあり、実際は33本だったと訂正した。また、最終的に60本以上の汚染血液が見つかる可能性があるとの試算も明らかにした。
(2003/9/18/00:03 読売新聞 無断転載禁止)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20030917it15.htm