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(回答先: <製油所火災>配管からガスが漏れ出火 けが人なし 横浜 (毎日新聞) 投稿者 エンセン 日時 2003 年 10 月 01 日 04:46:10)
確かに不気味なほど製油所の火災が続きます。今回の火災は小火で終ってよかったと思います。
前から思いますのに、石油エネルギー関連施設の設備の老朽化がひどく、一兆円近い赤字を抱えている出光興産に至ってはかなり杜撰な状況ではあります。倒産させるにしても大きすぎる。
名古屋のエクソンモービルのガソリンタンク爆発事故を例にとれば、当日は35度の気温であり、タンクヤードは鉄板とコンクリートの輻射熱42度を超えている。同日はタンクを洗浄終了でマンホールを開けてガスを出して、ガスが抜けた翌日にタンク内清掃を行なう予定でした。しかしマンホールを開放してガスが出ているすぐ10m離れたところで火を使う作業をおお成っていたのです。
当然ながらタンクヤード内は火気厳禁で、火気を使用するにはヤードの所長の許可が必要です。この場合は所長が「ガスの放出」「火気の使用」という矛盾した許可を出した結果の事故でした。
さて、出光、新日本石油、両方の事故を見て、漏れたことはさておき、何故火気があったのか?
これが本当に困った問題です。テロであると即断は出来ませんが、管理があまりに杜撰であればテロがあっても人為ミスで片付けられてしまう。
先日千葉県にあるジェット燃料の貯蔵所を仕事で訪問しました。あまり詳しくは書けないのですが、その貯蔵所から成田空港と羽田空港にジェット機の燃料を地下に掘ったパイプラインで移送するのですが、あんなのに簡単な爆薬を仕掛けたら.....パイプラインは住宅地の地下も通っています。
貯蔵施設の入り口にはおっちゃんのガードマンだけです。宅配便の配達員などに扮したら、中に入るのも簡単でしょうね。ジェット燃料の貯蔵所はここだけではありません。しかもどこも消防の設備はあっても入構者についてのチェックは無防備。
そうした場所での作業のために、下請け業者は単純作業についてはバブル時代からしばらくは外国人を多く雇っていました。ある程度以上のスタッフは資格が必要なので、単純な作業員では用が勤まりません。しかし随分と無防備であるには違いないですね。