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(回答先: 空耳にも、お知らせします:小泉も森と早慶戦の仲で留学の裏に婦女暴行疑惑記事 投稿者 木村愛二 日時 2003 年 9 月 28 日 21:27:43)
【ニッポンを斬る】 2002年6月13日 掲載 より
歪んだ日本の情報公開
小泉首相は、昨年の円安余波による輸出増と日銀による金融操作でGDPのマイナス成長を清算したと手柄顔だが、とんでもない。円安はもう消えており、首相は隠れ抵抗派として政治、経済、司法、教育の改悪に励んでいるから日本の前途は暗い。
また、ワールドカップ騒ぎに隠れて、有事3法と個人情報保護法で国民の暮らしを破壊し、言論と思想の統制強化を狙っている。有事3法はブッシュ大統領による日本の傭兵化の拡大であり、日本の安全保障にはマイナスだ。すでに小泉首相は「日本周辺」を西アジアから中近東にまで拡張しては、日本の国粋右傾化を進めている。福田「実質総理」康夫官房長官は憲法無視を越えて、非核三原則放棄の本音を漏らして世界の対日不信を深めている。
加えて、「何が有事か」を独断する与党政治屋や官僚に対する国民やメディアの批判を封じるために個人情報保護法の成立を小泉自民党は急いでいる。ネット時代に個人のプライバシー保護に不備な点があれば、医療情報の守秘など個別の限定法で済む。
個人情報保護法のない今でさえ、ふらちな政治屋と行政や司法官僚、そして企業首脳の悪行を天下にさらしてけん制するのは難しい。内部告発者を保護する法律もなく、政府や各団体の情報公開法も骨抜きにされている。裁判官や検察官は法律を曲げてでも権力者をかばう。
小泉首相の後見人が森「神の国」喜朗前首相だが、ある雑誌が同氏が大学生時代に買春で逮捕された動かぬ証拠を公表した。すると、森氏は司法官僚と共謀して、この雑誌を訴え、東京地裁は森氏に偽証を許して、同氏の勝ちとした。また、森「オットセイ」氏の弟子の小泉首相の暗い影を英米の諜報機関は握っている。同首相の「ロンドン遊学」の真相は、ある女性に対するハレンチ行為が警察ざたになるのを恐れて、父親の防衛庁長官(当時)が英国にほとぼりがさめるまでと逃がしたものらしい。しかし、日本のメディアはこの真相追及はしない。今、こんな及び腰のメディアをも封じ込めるのが個人情報保護法である。
同法が10年前に成立していたら、榊原英資財務官も含めてバブルの張本人の大蔵官僚たち(当時)の汚職や失態、そして昨今の外務省汚職やムネオ疑惑に瀋陽事件の正体も隠されていた。読者は、城山三郎氏に協力して、民主党以下の野党に国会審議拒否と街頭署名運動を求めて、有事3法と個人情報保護法を潰してほしい。
(ニューヨーク市立大教授)
http://gendai.net/contents.asp?c=022&id=135