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容疑者4人逮捕、アルカイダと関係か イラク爆弾テロ
イラク中部のイスラム教シーア派の聖地ナジャフのアリ廟(びょう)で29日に起きた爆弾テロは、死者が100人を超えるとの情報も出ている。政治組織「イスラム革命最高評議会(SCIRI)」の最高指導者ムハンマド・バーキル・ハキーム師が標的とされたが、多くの群衆を巻き込むことを承知の上の計画的な犯行。民衆の大量殺害を繰り返してきた旧フセイン政権を連想させる無軌道な手口だ。
また、AP通信によると、ナジャフの警察当局は30日、イラク人2人とサウジアラビア人2人の計4人の容疑者を逮捕したことを明らかにした。いずれも、国際テロ組織アルカイダと関係があるという。
死者数について米CNNテレビは、ハキーム師を含む125人と報じた。アラブ圏有力紙アルハヤト(電子版)はハイダル・アルマヤーリ・ナジャフ知事が「遺体を90人までは収容するのを見たが、すべてではない」と語ったと報じた。
同紙によると、アリ廟の周囲は朝7時以降は自動車の進入禁止になり、爆発物を積んだ四輪駆動車はその前にアリ廟の外に着いて駐車したと見られる。爆発は南門の近くで、ハキーム師が車に乗り込んですぐ起こった。同師は毎週アリ廟で説教をしており、前週の金曜日に車の停止位置などを確認していなければ出来ない犯行だ。
集団礼拝で人気がある同師の説教を聞くためにモスクの敷地には群衆がひしめいていた。
犯行声明は出ておらず、米国の占領との対決を求める強硬派と、統治評議会に参加しているSCIRIら穏健・現実派との確執との見方もある。しかし、強硬派を代表するムクタダ・サドル師は事件後、テロを非難し、3日間の全面服喪を求める声明を出した。
サドル師のグループはイラク戦争直後に英国から帰国した穏健宗教指導者アブドルマジド・アルホエイ師がアリ廟内で刺殺された事件への関与が疑われている。しかし、今回は大勢の礼拝者を巻き込んだ無差別テロで、宗派の内紛のレベルを逸脱している。
事件直後、統治評議会メンバーであるイラク国民会議(INC)代表のチャラビ氏は「旧フセイン政権の残党の仕業」と発言し、SCIRI広報担当も、その可能性を示唆した。
旧フセイン政権は湾岸戦争後の南部地域の一斉蜂起に対し共和国防衛隊を出動させて鎮圧し、10万人を超える死者を出したこともある。同政権の残党の犯行とすれば、米国に早期占領終結を求めながらも協力する現実派のハキーム師を暗殺することで、シーア派の撹乱(かくらん)を狙った可能性もある。
(08/30 19:33)
http://www.asahi.com/international/update/0830/004.html
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アルカイダと「関係がある」.さんざん聞かされたフレーズだが,具体的にどういう関係なのか,聞いたことが一度もない.他方では「フセイン政権の残党」と言われているが,すくなくともビンラディンはフセインを「背教者」と呼び,フセイン政権とは敵対関係にあった.こうした基本的な点すら報道せずに「アルカイダ」と「フセイン(政権)」と並べて報道することで「フセイン政権とテログループがつながっている」というワシントン発のデマを日本のマスメディアは今なお,日本中に撒き散らしている.