現在地 HOME > 掲示板 > 戦争38 > 645.html ★阿修羅♪ |
|
(マンガ) ブッシュ大統領のイラク戦争勝利の葉巻
◆政権交代求める声48%に=ブッシュ再選支持は45%−米
【ワシントン21日時事】米民間調査機関ゾグビー社が21日発表した最新の世論調査によると、来年の大統領選挙で投票すると答えた人の48%が「ホワイトハウスには新しい人を送り込むべきだ」と回答していることが判明した。ブッシュ大統領の再選を支持する人は45%にとどまった。 (時事通信)[8月21日17時6分更新]
(Yahoo!ニュース - 海外 - 時事通信)
◆<米大統領選>ディーン候補台風の目に 民主党予備選
2004年米大統領選の民主党予備選に立候補表明している9候補者のなかで、ハワード・ディーン前バーモント州知事(54)が、イラク戦争批判やインターネットを使った選挙戦術で、注目を集めている。ディーン氏が約5カ月後に始まる党予備選を勝ち抜けるかは未知数だが、同氏が選挙戦の台風の目になりそうだ。(毎日新聞)[8月11日19時21分更新]
(Yahoo!ニュース - 海外 - 毎日新聞)
■世論調査が語る「衝撃と畏怖」の実態
あなたはイラクのフセイン大統領が
9月11日の米同時多発テロに直接関与したと思いますか?
51%、42%、45%、53%、52%
5つ数値は、上の質問に対して「イエス」と答えた人の比率である。順に2002年9月、2003年2月、03年3月、03年4月、03年5月にニューヨーク・タイムズ紙とCBSニュースが合同で行った世論調査結果である。同じような結果はUSAトゥデイ・CNN・ギャロップ合同世論調査でも導き出されている。
またマイアミ・ヘラルド紙など31の日刊紙を持つ新聞2位のナイト・リッダーが2003年1月に行った世論調査では、「同時多発テロのハイジャック犯にイラク人は何人いたか?」の質問に対して、21%の米国人が「ほとんどがイラク人」と答え、23%が「数人がイラク人」、6%が「ひとりがイラク人」、「ひとりもいない」が17%、「知らない」が33%という結果が出ている。もちろん同時多発テロの実行犯19人の中にイラク人はいない。
2002年10月7日、ブッシュ大統領がオハイオ州で行った演説し、「イラクがアルカイダのメンバーに爆弾や毒ガスの製造方法を教えた」「フセインが今、危険な大量破壊兵器を持っていることを知っている」と強調し、この演説は全米に中継され、数日後に米議会は対イラク攻撃容認決議を採択した。
そして相次ぐネオコンやタカ派の発言が何の検証もなく大量にメディアによって繰り返し流されるうちに、半数の米国人はフセイン大統領が2001年の9月11日の同時多発テロに直接関与したと思い込んでしまったようだ。
イラクで行われた空爆作戦に名付けられた「衝撃と畏怖」は、イラクよりも先に同時多発テロを通じて米国人の心の奥深くに突き刺さっていたのである。
確かにアメリカという共通の敵のためアルカイダとフセインが共闘する可能性はゼロではないが、極めて考えにくい。フセイン大統領が率いたバース党は、宗教にとらわれず、アラブ人国家の統一を目指す社会主義的アラブ民族主義であり、イスラム原理主義組織はフセイン体制にとって弾圧対象でもあった。アルカイダの指導者ビンラディンも「フセインは背教者」だとして、大統領の世俗主義に強く反発しており、「イスラム原理主義はフセイン政権と相いれない。むしろ敵対する存在」(アジア経済研究所・酒井啓子主任研究員)と考える方が的を射ている。
フセイン大統領は90年のクウェート侵攻の際、「この侵攻を責めるならば、イスラエルのパレスチナ占領もやめさせるべきだ」とのパレスチナ・リンケージ論を展開した。その後も自爆テロによる対イスラエル攻撃を礼賛し、高額の褒賞金や遺族見舞金をパレスチナに提供した。従ってイスラエルの敵を取り除くことで「ハルマゲドン・ロビー」を通して膨大な票が流れ込む仕組みを作り
上げたのである。
9人の候補者が乱立する民主党の候補者の中で注目を集めているのがハワード・ディーン前バーモント州知事である。民主党の中でも超リベラル派で、真っ正面からイラク戦争を批判している。ローブ上級顧問は7月4日、ワシントン市内で開かれたディーンの支援集会に姿を見せる。この時ディーンに対して発した言葉がネット上を駆けめぐる。
"Heh, heh, heh. Yeah, that's the one we want."
ローブの目には1972年の大統領選で現職のニクソン大統領の前に大敗を喫したベトナム反戦候補ジョージ・マクガバンが蘇っていたのかもしれない。
「アメリカのヨーゼフ・ゲッベルス」や「チームB」出身のウルフォウィッツ国防副長官、リビー副大統領首席補佐官、ラムズフェルド国防長官等で構成される「メイベリーのマキアベリ達」は、盲目的に追従する日本を見て「衝撃と畏怖」の長期的な影響に自信を深めているのだろう。
広島、長崎、米同時多発テロ、イラクと繋がる一般市民をも巻き込んだ「衝撃と畏怖」は、それぞれの国の歴史を二重三重に歪めてきた。イラクのモデルが日本からベトナムへと変わりつつある今こそ、日本、アメリカ、イラクに暮らす人々が手を取り合ってゆっくりと過去を紐解く作業を行えば、何かが変わるはずだ。
ローブが目標としたリー・アトウォーターは死の直前、デュカキスら旧政敵に対して「汚い手を使って申し訳なかった」と謝罪したという。一年以上の闘病生活が、過去を振り返るきっかけとなり、それまで攻撃一方だったアトウォーターの激しい性格を変えたのかもしれない。
ここにまだ希望が残されている。
2004年米大統領選(3)−三つの国の「衝撃と畏怖」 園田 義明
バクダッドの国連をねらった爆弾テロとパレスチナの爆弾テロの相次ぐ発生は、連帯する勢力の犯行だろう。だんだんと最初の狙い通り、イラク戦争とパレスチナ紛争とが重なり合ってきている。イスラエルの戦車とアメリカ軍の戦車が同じ軍隊の戦車に見える。おそらく911テロを仕掛けた勢力の目標は達成しつつある。アメリカ軍を中東紛争に引きずり込む陰謀である。
以前にも書きましたが、イラクのアメリカ軍のピンチをイスラエル軍が救出にイラクへ打って出ることもシナリオのうちにあるだろう。小泉首相の自衛隊のイラク派遣はそれに巻き込まれることを意味する。やがてはアメリカ・イスラエル連合軍とそれを迎え撃つイスラム・ゲリラとの果てしのない中東戦争が拡大してゆくことになる。やがてはハルマゲドンへと発展する。
馬鹿なアメリカ国民もだんだんとユダヤ系のメディアによる、大量の繰り返し流される洗脳放送に気付き始めたようだ。自分の兄弟や子供達がイラクの戦場で、どうして戦っているのか分かっているのだろうか。親戚や肉親に戦死者が出てはじめて無意味な戦争をしていることに気付くのだろう。イラクでいくらゲリラを摘発したところで、テロが無くなる訳ではない。
それはイスラエルとパレスチナが何十年も戦争を続けていることで分かることだ。アメリカのネオコンはそれが狙いでアメリカ軍をイラクに引きずり込んだ。今やイスラエルのシャロンがアメリカのブッシュに命令している。ブッシュはなぜシャロンにこき使われているのだろう。それはアメリカのネオコンはイスラエルの手先だからだ。ブッシュ大統領は今やハルマゲドン・ロビーに囲まれている。
おそらくブッシュ大統領がネオコンに逆らえば、ブッシュはケネディー大統領のように暗殺されるだろう。政治的にもネオコンは、アメリカで7000万人もの信者を持つキリスト教右派と連帯を組んで、選挙で絶大な強みを持っている。キリスト教右派とはユダヤ教イエス派とも言うべき親イスラエル勢力である。彼らはハルマゲドンを信じているカルト集団である。
ただ、あまりにも大きな勢力の集団なので、アメリカのジャーナリズムもそれを記事にできないでいる。ほとんどアメリカは彼らに乗っ取られたようになりつつある。西海岸や東海岸の外国人が多いところではキリスト教右派の勢力はさほどではないが、外国との繋がりの薄い中西部やテキサスでは、信心深い人が多く風土は全く異なる。
2004年の大統領選挙は21世紀のアメリカの命運を占う大事な選挙になるだろう。ブッシュを選んで中東でハルマゲドンを起こすのか、それともイラクから兵を引いて国際協調してゆくのかが掛かっている。イラクが泥沼化するにしたがって、ブッシュ大統領の支持率が落ちてきている。民主党からは反戦を訴える候補が出てきた。今後の大統領選挙戦が注目されます。
http://www5.plala.or.jp/kabusiki/kabu52.htm