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(回答先: ↑マンガ投稿失敗に付きマンガだけ 「ブッシュ大統領の勝利の葉巻」 投稿者 TORA 日時 2003 年 8 月 22 日 22:32:25)
バグダッドの国連事務所爆破では、本日までのところ23名の死者が確認されている。なぜ国連事務所が爆弾テロに狙われたのか。私はこれを今までの反米ゲリラとは異質の攻撃と考える。従来の米軍の部隊や兵士などとの攻撃や襲撃と同一に考えるべきではない。この爆弾テロの目的は、イラクに米軍を釘付けにする目的があったのではないか。すなわち、仮にフセイン大統領を米軍が捕獲・暗殺に成功しても、容易にイラクから米軍を撤退させず、国連軍にイラク駐留米軍の役代わりをさせないためである。このまま14万人の米軍をイラクに留め、それを攻撃することで米国の威信を砕きたいのである。
今まではイラクから米軍を追い出すために襲撃や攻撃が行われた。しかし国連爆破は逆に米軍をイラクに留めるために攻撃した。イラクで国連展開を阻止し、米軍撤退を不可能にする為である。この目的は14万数千人のイラク駐留米兵をゲリラ戦で人質にとり、米国に中東政策や石油政策に抵抗力を強めるためである。
それでは誰が行ったのか。アメリカは信じたくないだろうが、これは旧フセイン勢力のような爆破テロではない。たとえばアルカイダのような、国際的なイスラム原理主義過激派であると思う。米軍はイラク戦争でイスラム原理主義過激派の罠にかかった。米軍はイラクというイスラムの戦場に誘き出された。すでにシリア、ヨルダン、サウジなどから、イスラム過激派原理主義者の姿が消えた。おそらくイラクに潜入したと考えられる。そのような新たなテロ勢力が動き出した証ではないか。
今後のイラク情勢の悪化には、イスラム原理主義過激派との戦いが加わった。ついでに言うが、そのようなイラクの戦いにアメリカが勝てる見込みはゼロである。
日本はテロに対して毅然とした対応をとれ、日本は決してテロから逃げるな、逃げこそが日本にテロを呼ぶ元凶となるいう考えは間違いである。そのような勇ましいセリフは、テロ勢力が仕掛けた罠に落ちるだけである。今は一刻も早く、米軍がイラクから撤退できるように努力してやるべきだ。その中心になるのはやはり国連でしかない。米国が嫌った国連がイラクの米軍を救うことになる。大ボケのイラク特措法を作った日本だが、まだイラク復興のためになり直すチャンスはある。それはあくまで国連である。決して米軍ではない。急げ。
http://www.kamiura.com/new.html
(私のコメント)
神浦元彰氏が指摘するようにアメリカ軍はイラクに引きずり込まれた。引きずり込んだのはイスラエルである。つまり今回の国連自爆テロは裏をたどってゆくとアルカイダのようなイスラム過激派となり、さらには裏でつるんでいるイスラエルがある。これでアメリカ軍はイラクから撤退しにくくなった。