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2003.08.08
Web posted at: 19:10 JST
- CNN/AP
ジャカルタ――インドネシアの首都ジャカルタの米国系高級ホテルで5日発生した爆弾テロで、国家警察の捜査幹部は8日、犯行現場で発見した遺体の一部が、イスラム過激派のアジア地下組織「ジェマア・イスラミヤ(J1、イスラム共同体)」の構成員のものであることを突き止めたと述べた。
JIは、昨年10月12日に同国バリ島のディスコなどで起きた連続爆弾テロの首謀組織ともされるが、今回の首都での大規模テロへの関与もほぼ確実となった。米治安当局などは、JIと国際テロ組織アルカイダとのつながりを指摘している。
国家警察のエルウィン・マッパセン刑事局長によると、捜査員は犯行現場で切断された男の頭部を発見。別件の事件で逮捕し、拘束中のJI構成員2人に写真を示したところ、「我々が組織に勧誘した人物だ」と認めたという。
死亡した男は、同国スマトラ島出身のアスマル・ラティン・サニ容疑者(28)。さらに、同容疑者の兄弟に見せて身元を調べたところ、頭部右にある古傷などが決め手となり、容疑者と確認された。
同容疑者がテロ実行犯なのかについては不明だが、現場にいたことから事件にかかわっていたのは確実とみられる。事件では、車両を使った自爆テロとの見方が有力だが、容疑者はこの車を運転していた可能性がある。
JIの組織的な解明にはまだ不明な部分が多いが、数カ国を束ねた支部を設け、爆弾製造、資金調達、作戦担当、実行犯グループに属する構成員が活動するなどの輪郭が浮かびつつある。ただ、アルカイダとの関係が深い最高責任者は逃亡中とみられる。
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200308080026.html