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(回答先: USO・ウソ・アメリカ:「帝国」現地レポート リベルタ出版 投稿者 リベルタ出版ファン 日時 2003 年 8 月 06 日 20:35:30)
今年前半、アメリカをもっとも騒がせたグルーブがディクシー・チックスです。カントリー音楽の女性三人組です▼三月、ロンドンでの公演でメンバーの一人が語りました。「大統領が(私たちと同じ)テキサス出身で恥ずかしい」。イラク戦争へと進むブッシュ大統領への批判でした。日本のレコード大賞にあたるグラミー賞四部門受賞に輝く人気者が反戦発言とあって、さあたいへん▼騒動は、アメリカに住むオカリナ奏者・パンタ笛吹さんの『USO・ウソ・アメリカ』(リベルタ出版)に詳しい。それによれば、彼女たちは「非国民」よばわりされ、CDのぶち壊しパーティーがいたるところで開かれました▼ある州の議会は、謝罪せよと決議。全米のラジオ局をほぼ独占するチャンネルは、千二百以上の局で彼女たちの曲の放送を禁止しました。番粗には、「殺してやる」と脅す人まで登場。曲をかけたディスクジョッキーが休職を命じられる事件もおきました▼先にブレア英首相は、アメリカ議会で、米英のイラク戦争は「自由」「解放」のためのたたかいだと演説しました。しかし、ディクシー・チックスヘの魔女狩りまがいの迫害をみれば、なんともむなしい。これが、世の手本となる自由社会でしょうか▼もっとも、パンタ笛吹さんによれば、彼女たちも負けていません。裸体に「平和」「言論の自由」などの文字を張りつけた姿で週刊誌の表紙を飾りました。勇気が実を結び、CDは売れ、コンサートの券も完売だったそうです。