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(回答先: 買い物中に刺されたスウェーデン外相、病院で死亡【読売新聞】オロフ・パルメ首相暗殺に続いて政府要人を狙う。 投稿者 荷電粒子 日時 2003 年 9 月 11 日 18:38:24)
★ 国民への衝撃が広がっているが、政府は国民投票を予定通り実施することを決めた。
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【ロンドン岸本卓也】ストックホルムの百貨店で10日午後、何者かにナイフで刺されたスウェーデンのアンナ・リンド外相(46)は11日に死亡した。同国では欧州通貨ユーロ導入の是非を問う国民投票を14日に控え、国論が二分している。リンド外相はユーロ導入支持派のリーダー的存在だったことから反対派に暗殺された可能性も指摘されている。
国民への衝撃が広がっているが、政府は国民投票を予定通り実施することを決めた。
スウェーデンでの報道によると、リンド外相は百貨店で買い物をしていたところを襲われ、胸や腹などを刺された。約10時間の手術を受けたが、肝臓に達する傷が致命傷となった。警察は現場でナイフを捨てて逃走した迷彩色の上着を着た男性が犯人と見て行方を追っている。男性は店内でリンド外相を尾行していたとの目撃証言もある。
警察は「現段階では政治的背景が動機にあると断定するまでに至っていない」と慎重な見方をしているが、リンド外相はユーロ導入に反対するネオナチなど極右勢力から強い批判を受けていたことから暗殺説も流れている。同国では慣習的に政治家は警護官を同行させないが、86年に当時のパルメ首相が帰宅途中で殺害された事件が未解決になっている。
欧州連合(EU)に加盟する15カ国のうち、ユーロを導入している国は12カ国。導入していないスウェーデン、デンマーク、英国ではユーロ導入をめぐって激しい論議が続いている。[9月11日22時22分更新]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030912-00000066-mai-int
<スウェーデン外相刺殺 ユーロ導入推進派>
【ストックホルム11日共同】スウェーデンのペーション首相は11日朝(日本時間午後)、記者会見し、ストックホルム市内で前日、買い物中にナイフで刺され病院に収容されていたアンナ・リンド外相(46)=女性=が11日早朝に死亡した、と発表した。病院によると、死因は出血多量。
同国は14日に欧州単一通貨ユーロの導入をめぐる国民投票を控えている。事件に政治的背景などは浮かんでいないが、導入を強く呼び掛けていた外相の死は投票の行方に影響を与えそうだ。
首相は会見で「スウェーデンにとって最も重要な代表の1人を失った」と死を悼んだ。その後、各党党首と会談、事件にかかわりなく「民主主義を守るために」投票を予定通り実施することを確認した。
世論調査ではユーロ導入反対派が優位を保っており、投票でも反対派が勝利するとの観測が強まっていた。[更新日時 : 2003年09月11日(木)22:13]
http://news.goo.ne.jp/news/kyodo/kokusai/20030911/20030911a3240.html
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★ スウェーデンで長く続けられてきた移民受け入れの積極政策が、排外主義を助長し、ネオナチが勢力を増していたことは事実である。
スウェーデンは1950年以降、労働力の必要性からヨーロッパ諸国から多くの労働者の移住を積極的に受け入れ、ヴェトナムやイランなどの難民も受け入れてきた。日本の国土の約1.2倍に住む880万人の人口のうち、18%は移民もしくは移民の親をもつ子供である。うち約67万人が帰化してスウェーデン市民となっている。
移民が住民登録をすると個人番号が与えられ、無料で移民のためのスウェーデン語学校に通うことができ、出席することで生活費がもらえ、最終課程を終了すると正式にスウェーデンで働くことが認められる。スウェーデン社会に溶け込ませる政策として、移民のための手厚いケアは国民の税金で支えられている。
こうした積極的な移民政策は、代々の政府によって長期的視野に立って推進されてきたが、EU参加に伴う移民政策の転換(EU基準にすること)で、受け入れは以前より厳しくなってきている。このため、EU参加は移民からの反発も招いている。
こうした複雑に対立する利害をかかえた国内勢力が、外部の組織に利用される素地は充分にあったといえる。