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(回答先: 危険知りつつ…兵士の防護策とらず[中国新聞「拡散する通常兵器 劣化ウラン弾」より] 投稿者 傍観者A 日時 2003 年 7 月 26 日 01:26:15)
http://www1.jca.apc.org/aml/200307/35129.html
こんにちは、山崎久隆@劣化ウラン研究会 です。
イラク特措法が成立しないうちに、なんとか抄訳して各地に送ろうと努力をしていました。
特に自衛隊員の皆さん。あなたがたが派遣されるかもしれないイラクでは、このようなことが現実に起きています。
国会議員の皆さん、皆さんが議論している法案は、このような現実を直視したものになっていますか。
そして法律を提案している小泉首相以下政府関係者。まずあなた方がここに行って現実を見なさい。
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91年湾岸戦争の後に、「湾岸戦争症候群」という病が帰還兵士やその家族(子ども)に多発しました。始めて劣化ウランが注目されるようになったのは、その原因物質として疑われたからでした。しかし米軍はそれを認めていません。
1999年のNATO軍によるコソボ空襲後に、同様の病がイタリア、フランスなどから派遣されたコソボ平和維持部隊(KFOR)から出始め、ガン死する兵士もいたことで、今度はヨーロッパが震撼しました。それを受けて欧州議会において劣化ウランの使用中止決議が採択されたのです。
イラク戦争でも大量の劣化ウラン兵器が使用されました。その結果何が起きるか。もちろんイラクの人々に最も重大な影響を与えることは、91年湾岸戦争後に激増したガンや白血病などで明白なのですが、米軍は依然として「環境や人体に重大な影響はない」と主張しています。
おそらく最初にクローズアップされる犠牲者は米英軍、あるいは「支援部隊」として入っている各国の軍隊からでるだろうと予想されます。その一端であるかもしれない報道が、米国とサウジアラビアから期せずしてほぼ同時に流れました。
二つの記事を抄訳してお伝えします。これが始まりであるとしたら、どこまで悲劇は繰り返されるのでしょうか。そして自衛隊員も無防備のまま派遣されるのでしょうか。
(山崎 久隆@劣化ウラン研究会/TUP翻訳メンバー)
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謎の病気がミズーリ出身兵士を殺す
スプリングフィールド・ニュースリーダー紙
エリック・エッカート/ニュースリーダー・スタッフ
2003年7月16日
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ジョシュ・ノイシュは土曜日に死亡;家族は回答を待っている
17歳のジェイコブ・ノイシュは、兄の持ち物を整理しながら火曜日の朝を過ごしていた。高校時代のユニフォームや優秀選手賞のジャケット。「ジョシュが埋葬されるときに一緒に入れられるのさ」とユニフォームを見つめて語った。
ミズーリ州軍特技兵ジョシュ・ノイシュ20歳、彼は土曜日にドイツのハンブルグ病院で謎の病のために死亡した。第203工兵大隊に所属していた彼の死は、国防総省の死傷者リストで唯一のミズーリ州出身者である。彼の遺体は、木曜に家族と友人たちが待つ米国に到着する予定だ。
家族たちは検死結果を待っている。そして両親のマークとシンディ・ノイシュは調査を要求している。
「彼はこれまでずっと健康だったんだ」と、マーク・ノイシュは言う。「なんてこった。彼はクロスカントリーの選手だったんだ。健康な男がそんなに急に悪化するわけがない。」
シンディー・ノイシュは、彼女の息子がバグダッドにいた7月2日、急に倒れてドイツに緊急空輸されたと語った。
医者はそこで家族に「ジョシュの肺には体液が溜まっており、そのため肺炎で苦しんでいるようだ。」と伝えた。けれどその時の彼の肝臓、腎臓、筋肉は、衰弱していたと母親は語った。
彼女は涙を流しながら「医師たちは、腎臓から体液を排出しようと試みていました。カリウムレベルが上昇しているので、腎臓透析が必要だと、私たちに言いました。」
家族が到着したときには、彼は薬により昏睡状態にあった。悲嘆にくれている両親は、息子と話をすることはできなかった。しかし両親は、そこに居たことを息子が気づいていたと信じている。
「私たちは心で、彼が聞いたと感じました。」と、シンディが言った。「あなたにも分かるでしょう。彼につけられた機械。私たちが息子に話しかけたとき、彼の心臓の鼓動が早くなったんです。」
ジョシュ・ノイシュは次の日に死んだ。
医師と家族たちは、今でも奇妙な病気に混乱している。説明がなければならないと、マーク・ノイシュは言った。
彼は病院の検死結果が原因を究明することを願っている。
「ドイツを離れるときに、彼の体内に何らかの毒素が入ったと医師が言ったことを、私は知っている。」と、マーク・ノイシュは言った。「私たちがそこに居たとき、数人の兵士が同じような症状を呈していたんだ。」
これまでのところ、公式調査が行われる気配はない。
「調査中ではない」と、バージニアから来た米陸軍報道官ジェフ・キーン中佐は言った。「私が知る限り、我々はそれ(調査)をするよう求められてはいない。」と、米下院議員アイク・スケルトンのスポークスマンであるホウィットニー・フロストが付け加えた。
(訳注;アイク・スケルトンはミズーリ州選出の民主党下院議員)
原文 http://www.informationclearinghouse.info/article4130.htm
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イラクの米軍兵士に謎の病気がつきまとう
イスラムオンラインネット&通信社
2003年7月17日
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NATO・北大西洋条約機構の専門家は、米軍兵士が苦しんでいる謎の病の原因は劣化ウランにあるとした。
バグダッド−7月17日
いろいろな謎の病気が、バグダッド空港周辺の米軍兵士の間で報告されたと、NATOに近い軍の情報源が明らかにした。
7月17日付のサウジアラビアのアル−ワタン紙は、匿名の情報源の発言を引用し、バグダッド空港周辺に配置された米軍兵士の間で、謎の発熱、かゆみ、皮膚にできる傷と茶褐色の斑点といった症状を見せ始めたと報じた。これらの症状を見せた3人の兵士が、イラクの病院では治療を施すことができなかったので、ワシントンで薬物療法を受けるために空輸され、事実を大衆から隠すために、米当局者によって報道管制が引かれているという。
謎の病気はムチ打つような太陽光線にさらされたことが原因で、アメリカ人は次々に症状を訴え、使い物にならないと彼は付け足した。
米軍当局者は、症状に対して説明を思いつかなかった。しかしNATOの専門家は、バグダッド空港を防衛するために配備された共和国防衛隊に対して使われた、B2爆撃機の誘導爆弾による強力な放射線に被曝した結果と信じている。
軍の情報源は、この症状は、米兵が際限なくイラクに残留するということが、米国当局者により発表された後に、兵士の間でパニックと怒りの不安により引き起こされたことを強調した。
NATOの専門家がイラクの放射性物質による汚染を測定した結果、次の世代にまで被害をもたらすかもしれない、人間と環境に対し破壊的な影響を与える汚染水準にあることを確認したという。
軍の情報提供者によれば、米英軍が使用した劣化ウラン兵器は、91年湾岸戦争の5倍以上に達すると断言したことを、4月25日付けの英国オブザーバー紙は引用している。
原文 http://www.islam-online.net/English/News/2003-07/17/article03.shtml