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【ワシントン=永田和男】ブッシュ米大統領は17日、訪米中のブレア英首相とともに、ホワイトハウスで共同記者会見を行った。両首脳は、イラクの大量破壊兵器発見に自信を表明、フセイン政権が安全保障上の脅威だったことを指摘して武力攻撃による打倒の正当性を強調した。
ブッシュ大統領は「われわれが間違っていたと証明されることはない。(旧フセイン政権が)大量破壊兵器開発計画を進めていたというのは真実だ」と述べたうえ、今後はイラクのフセイン政権元高官らから大量破壊兵器発見につながる情報提供も増えると指摘。「われわれは兵器を見つける。その時こそすべての憶測も終わる」と発見の遅れに対する批判に反論した。
一方、ブッシュ大統領の一般教書演説で触れられたフセイン政権によるアフリカでのウラン購入計画の真偽を巡っては、ブレア首相が「英国の情報は本物だ。1980年代にイラクがニジェールからウラン約270トンを買っていたことは確信している」と具体的数字を上げて購入計画は事実と指摘した。
イラクのウラン購入は、大統領演説では「英政府が得た情報」として紹介された。米政府は今月8日に「(購入は)偽情報を根拠にしていた」と発表。演説内容を事前に確認する立場にあった中央情報局(CIA)のテネット長官も責任を認めているが、英政府は「米国とは違う情報源から得た情報」があるとして、購入計画の存在を一貫して主張している。
ブッシュ大統領は一般教書演説の内容につき責任を取るかとの質問に直接はこたえず、「軍を動かしたことには責任を取る。フセインがわれわれと他国の安全の脅威だったからだ」と述べ、イラク攻撃の判断に強い自信を示した。
(2003/7/18/10:21 読売新聞 無断転載禁止)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20030718i102.htm