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【ワシントン河野俊史】2日付の米紙ワシントン・ポスト(電子版)は、米政府が朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の核開発問題をめぐる6カ国協議の開催中に、北朝鮮と1対1の非公式対話に応じることに同意したと報じた。多国間協議を仲介した中国政府の説得を受け入れて譲歩したためと指摘している。
米中両国から説明を受けた西側とアジアの外交官の話として北京発で伝えた。それによると、7月に中国特使として訪朝した戴秉国外務次官は、北朝鮮側に公式の米朝直接対話を断念するよう圧力をかけるとともに、非公式な直接対話の機会を含む多国間協議を受け入れるよう説得した。しかし、北朝鮮側が中国政府の米国寄りの姿勢を非難したため、中国は「誠実な仲介者」としての信頼を保つために、北朝鮮との非公式直接対話に応じるようブッシュ政権を説得、譲歩を引き出したという。
北朝鮮はこれまで米国との2国間協議を強く求める一方、ブッシュ政権は「脅迫には屈しない」としてあくまで多国間の枠組みにこだわってきた。だが、お互いのメンツを立てた妥協として、双方が6カ国協議開催時の非公式対話を念頭に置いている可能性は濃厚だ。
[毎日新聞8月3日] ( 2003-08-03-00:22 )
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/kokusai/20030803k0000m030019001c.html