現在地 HOME > 掲示板 > 戦争36 > 946.html ★阿修羅♪ |
|
【ワシントン中島哲夫】米政府は15日、米国と朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)が8日にニューヨークで行った非公式協議の際、北朝鮮側から約8000本の使用済み核燃料棒の再処理を完了したと通告があったことを公式に認めた。また、この通告内容については確認作業中であり、直ちに事実とは言えないという立場も明らかにした。この件について様々な観測が乱れ飛んでいるため、一部情報を公開したものとみられる。
発表はマクレラン大統領報道官とバウチャー国務省報道官が定例記者会見を通じて行った。内容は同一で、(1)再処理完了の通告があった(2)現在、内容の確認過程にある(3)北朝鮮はこれまでさまざまな主張をし、事実かどうか疑問があった(4)現時点で再処理完了通告の真偽を確定できない――などと説明している。
米メディアが報じているような通告内容の細部や、寧辺の核関連施設付近の大気中から再処理作業の実施を示す放射性ガス「クリプトン85」を検出したといった話には一切触れていない。
しかし一方で、再処理の唯一の目的は核兵器用のプルトニウム抽出であり、米国と国際社会の懸念材料だと指摘。北朝鮮の脅しにおびえることも取引材料として代価を与えることもなく、核兵器開発計画の完全放棄を求め続けると、従来の方針の維持を強調した。
[毎日新聞7月16日] ( 2003-07-16-10:23 )
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/kokusai/20030716k0000e030019000c.html