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【ワシントン中島哲夫】ブッシュ米大統領は1日、ホワイトハウスで開かれた米軍の記念行事で演説し、民主化と繁栄を伴うイラクの復興は「大規模かつ長期的な事業になる」と述べ、米軍が長期駐留せざるをえないという見通しを示唆した。5月1日の「大規模戦闘終結宣言」から2カ月を経ても治安状況が改善されないなど、イラク占領政策が必ずしも順調でないことについて、釈明する印象の演説となった。
ブッシュ大統領は演説で、アフガニスタン攻撃以来の「テロとの戦争」を総括的に取り上げ、「長く困難な努力になることは最初から知っていた」「犠牲が不可避なことも分かっている」とイラクの現状を示唆しながら指摘した。
続いて▽アルカイダ幹部の65%は拘束または殺害した▽それでも多くの国に多数のアルカイダ要員が残存し、新たな指導者が登場するかもしれない▽一部のテロリストはアフガニスタンとパキスタンの国境地帯に隠れている▽イラクでは大量破壊兵器を保有する政権を打倒し、復興に前進している▽旧バース党員ら旧政権の残存勢力が復興を妨害している――などと、成果を誇りつつ厳しい現状も認めた。
そのうえで大統領は、イラクとその周辺に23万人の米軍が展開していると指摘し「我々は敵への攻勢を維持し、わが軍を攻撃する者は断固たる軍事力に直面する」と述べた。
[毎日新聞7月2日] ( 2003-07-02-10:45 )
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/kokusai/20030702k0000e030056000c.html