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(回答先: 【バウチャー報道官】米、イラン油田開発で日本を批判 [日本経済新聞]【計画撤回を要請】 投稿者 あっしら 日時 2003 年 7 月 01 日 15:52:21)
米政府高官は6月30日、日本企業によるイランのアザデガン油田開発事業について、イランが核疑惑施設に対する国際原子力機関(IAEA)の追加査察を受け入れるまで、開発契約への調印を延期すべきだとの考えを日本政府に伝えたことを明らかにした。朝日新聞記者に語った。
バウチャー国務省報道官も同日、核疑惑やテロ支援を理由に対イラン投資全般に反対する姿勢を示し、IAEAを通じた対応も進められている最中であることを指摘したうえで、「大規模な石油、ガス分野での取引を進めるのには特に不適切な時期だ」とするコメントを発表。同事業について、ブッシュ政権が日本政府に圧力をかけたとする英フィナンシャル・タイムズ紙の報道を公式に認めた。
同高官は、「イランに経済的な利益をもたらせば核開発を促進させる恐れもある」と述べ、事業への懸念を表明した。日本側が近日中に調印を予定している総額20億ドルの開発契約について、「IAEA理事会がイランに対し、(抜き打ち査察を認める)追加議定書に署名を求めているなかで調印すれば、核開発は問題ないという誤ったメッセージを与える」と批判。少なくともイランが追加議定書への署名に応じるまでは、調印を見送るべきだとの考えを示した。
日本側が撤退した場合、フランスなど欧州企業が参入する可能性も指摘されているが、同高官は、「ボルトン国務次官(軍備管理・国際安全保障担当)がフランスを訪問し、同様の懸念を伝える」と述べた。
(07/01 17:39)
http://www.asahi.com/international/update/0701/006.html