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バグダッドで放射線検出 被弾の戦車・建物などから
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イラク戦争で、米軍が使ったとみられる劣化ウラン弾の破片や、破壊された戦車や建物から、通常値の数倍から最大で100倍程度の放射線(ガンマ線)が検出されたことが、藤田祐幸・慶応大助教授(物理学)の現地調査でわかった。広島市で15日開かれた「アフガニスタン国際戦犯民衆法廷」で報告された。藤田助教授は「人体にすぐに影響する値ではないが、長期的に健康被害が懸念される」と指摘する。
5月22日から今月1日にかけてバグダッドと南部のバスラで調査。バグダッド市中心部の政府機関の建物周辺から、30ミリ機関砲で使われる劣化ウラン弾の破片が多数見つかり、1発につき最大で1時間あたり約6マイクロシーベルトの放射線が測定された。市内で攻撃されなかった公園で測定した値の約100倍だという。
同市内で被弾した戦車からは最大約24倍、バンカーバスター(地中貫通爆弾)によってできた穴からは約1.5倍の量が検出された。バスラでは、砲撃で地中に劣化ウラン弾がめり込んだとみられる跡が多数見つかり、地下水などへの汚染が懸念されるという。
藤田助教授は「劣化ウラン弾の痕跡が現地で容易に見つかった。かなり使われた印象を受けた。同弾の破片などは早急に回収すべきだ」と話している。 (06/16 10:31)
http://www2.asahi.com/special/iraqattack/OSK200306160007.html