現在地 HOME > 掲示板
> 戦争３５ > 702.html
★阿修羅♪
|
現在地 HOME > 掲示板
> 戦争３５ > 702.html
★阿修羅♪
|
|
(回答先: 日米韓会合：対北朝鮮「対話優先」前面に ５カ国協議は流動的 ［毎日新聞］ 投稿者 あっしら 日時 2003 年 6 月 14 日 18:05:00)
【ホノルル白戸圭一】朝鮮民主主義人民共和国（北朝鮮）の核兵器開発問題への対応を協議する日米韓３カ国の外交当局者による局長級政策調整グループ（ＴＣＯＧ）会合は１３日午前（日本時間１４日朝）、ホノルルのホテルで全体会合を開き、米中朝に日韓を加えた５カ国協議が「不可欠」の前提とし、北朝鮮に多国間協議に応じるよう求めることで一致した。また、北朝鮮関係者による「麻薬取引や通貨偽造」など不法行為への懸念を示し、取り締まりの強化でも合意。これらを盛り込んだ共同文書を発表した。
共同文書では、平和的解決を確認し、北朝鮮に対して「完全かつ検証可能な方法」で核兵器開発を放棄するよう要求。多国間協議の継続にあたっては「日韓が死活的利益を有する」として、協議への日韓参加が前提とすることで合意した。
一方、使用済み核燃料棒再処理完了など北朝鮮が事態を悪化させた場合の対抗措置では、米韓、日米、日韓の各首脳会談で「合意された原則に基づく」としたが、「日米韓の調整が必要」と指摘するにとどめ、具体的な措置決定は見送った。
先の米韓首脳会談では「追加的措置」、日米首脳会談では「より強硬な措置」との表現が使われており「威圧的な表現は避けるべきだ」（同行筋）として北朝鮮との「対話」を重視する韓国の意向を反映したものといえる。
一方、「圧力」の面では、日本側が北朝鮮貨客船・万景峰号への検査強化などを説明。米側はこれを高く評価し、韓国側も「不法行為の取り締まりには異存がない」と表明。具体的には、麻薬取引と通貨偽造について、国際機関とも連携して不法行為取り締まりを強化する方針を確認した。
今回のＴＣＯＧでは、米朝枠組みに基づく朝鮮半島エネルギー開発機構（ＫＥＤＯ）の軽水炉建設事業についても議論したが、結論は出ず、当面は事業続行の見通しになった。
＝◇＝
１３日（現地時間）発表された日米韓３カ国の政策調整グループ（ＴＣＯＧ）会合共同発表は以下の通り。
李秀赫（イ・スヒョク）外交通商部次官補、ジム・ケリー東アジア太平洋担当国務次官補、薮中三十二外務省アジア大洋州局長をおのおの首席とする韓国、米国及び日本の代表団は、２００３年６月１３日、ホノルルにおいて、日韓米３国政策調整グループ（ＴＣＯＧ）会合を開催した。
３カ国の代表団は、Ｇ８サミット及び最近行われた米韓、日米及び日韓の一連の首脳会談において、国際社会が北朝鮮による核兵器保有は容認出来ないことを再確認したことに留意した。３カ国の代表団は、平和的・外交的手段によって、北朝鮮による核兵器開発計画を完全、検証可能、かつ不可逆的な形で放棄させるよう引き続き求めていくことで合意した。３カ国の代表団は、北朝鮮に対して状況を悪化させないよう強く求めること、及びそのような場合には最近のおのおのの首脳会談において首脳により合意された原則に基づき、日韓米の調整が必要となることにつき合意した。
３カ国の代表団は４月２３〜２５日まで北京で開催された（米中朝）３カ国協議が有用なものであったとの見解を共有するとともに、中国がこの協議を主催し、これに完全な形で参加したことを評価する旨表明した。３カ国の代表団は、この北京協議において議論された事項に関しても意見交換した。３カ国の代表団は、北朝鮮による核兵器開発を放棄させるための協議形式について他の関係国を含めるべく拡大された多国間協議の開催が必要であることにつき合意した。特に、３カ国の代表団は、日韓が死活的利益を有していること、及び両国が多国間協議に参加することが不可欠であることにつき合意した。
３カ国の代表団は、北朝鮮との２国間関係上の問題につきおのおのの立場を説明した。３カ国の代表団は、韓国が推進している平和繁栄政策、並びに核やミサイル問題及び拉致問題を含む重要な懸案事項を日朝平壌宣言にのっとって包括的に解決しようとする日本の努力に対する支持を表明した。３カ国の代表団は、３カ国及び国際社会全体と北朝鮮との関係は、北朝鮮が核兵器開発計画を完全かつ検証可能な方法で放棄するために迅速かつ検証可能な行動を取ることにかかっていることを改めて表明した。３カ国の代表団は、そのような行動を取ることによって、北朝鮮は国際社会との関係及びその国民の生活状況を改善する機会を得ることも改めて表明した。３カ国の代表団は、外交によって北朝鮮の核開発計画に終止符を打ち、そのことが朝鮮半島及びその地域における安全保障と繁栄を増大させることに貢献することを再確認した。
３カ国の代表団は、麻薬取引と通貨偽造を含む北朝鮮関係者による不法行為に関する懸念を表明し、これらの活動を阻止するため、３カ国間及びその他の国々や国際機関と協力する手段について議論を行った。
最後に、３カ国の代表団は、３カ国間の継続的かつ緊密な協議と調整が、北朝鮮による核問題に対処する上で依然として極めて重要であることを再確認した。３カ国の代表団は、北朝鮮による核兵器開発を放棄させることの重要性にかんがみ、おのおのの対北朝鮮政策を更に調整するため、近い将来、再度会合を開催することで一致した。
［毎日新聞６月１４日］ ( 2003-06-14-11:52 )
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/seiji/20030614k0000e010023001c.html
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。