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イラクに化学兵器の証拠なし 米国防情報局が昨秋報告書
米国防総省の国防情報局(DIA)が昨秋、「イラクに化学兵器が存在する有力証拠はない」という報告書をまとめていたことが分かった。6日、米主要メディアが相次いで報じた。大量破壊兵器の存在を強調していた中央情報局(CIA)報告書の信頼性も揺らいでおり、イラク攻撃の正当性に関する「疑惑」は募る一方だ。
報告書は、DIAが昨年9月にまとめた。極秘扱いになっている。CNNやロイター通信によると、「イラクが化学兵器などを保有している可能性はあるが、それを裏付ける有力証拠はない」と指摘しているという。
DIAのジャコビー局長は6日、報道を受けて「大量破壊兵器がらみの具体的な施設を特定できなかっただけだ」と説明。「有力証拠なし」の部分は長い報告書の一節にすぎず、「イラクの大量破壊兵器計画の存在を疑ったわけではない」と反論した。
一方、民間研究機関ナショナル・セキュリティー・アーカイブのジョン・プラドス主任分析官は6日、米科学誌ブレティン・オブ・ジ・アトミック・サイエンティスツ(電子版)に論文を発表。過去10年ほどの間にCIAなどが公表した資料を細かく分析した結果として、「98年ごろまでCIAはイラク情勢に満足していたが、01年ごろから急速に、まるで旧ソ連のような脅威として扱うようになった」と指摘した。 (06/07 10:30)
http://www.asahi.com/international/update/0607/003.html