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(回答先: クライン孝子の日記 (2003/06/08) 投稿者 孝子ファン 日時 2003 年 6 月 08 日 08:36:49)
(業務用参考資料)
定例経済指標レポート
テーマ:ドイツ IFO 景況指数(2003 年5 月) 発表日:2003 年5 月 26 日(月)
〜 改善するもペースは鈍い〜(No. EI − 08)
第一生命経済研究所 経済調査部
担当 石井 博 子 (03-5221- 4549)
5 月のIFO 景況指数(旧西ドイツ)は87.6 (前月比+1.0p )と3 ヶ月ぶりに改善した。市場は86.5
への小幅悪化を見込んでいたが、これに反して改善した。期待指数が97.2 (同+2.3p )へと大きく改善し
た一方で、現状指数は78.3 (同▲0.3p )へと低下しており、期待主導の改善となっている。
業 種別の指数は未発表ながらIFO のコメントによれば、建設業以外の指数は改善したが、特に小売業
の改善幅が大きかった模様である。旧東ドイツ景況指数については、100.9 (同+0.1p )へと小幅改善した
が、期待指数が悪化した一方で、現状指数が改善しており、旧西ドイツとは異なる動きとなった。
今 回調査はイラク戦争後の企業マインド回復状況を知る重要な手掛かりとなるが、結果としては緩やか
ながらも改善へと向かっていることが示された点で、一定の評価はできよう。ただし、指数の改善は期待
(中略)
建 設業は引き続き悪化した模様である。産業・公的部門を中心に建設投資は依然として抑制されている
と見られる。
ド イツでは1-3 月の実質GDP 成長率がマイナスとなるなど景気低迷が続いている。5 月の企業マイン
ドは小幅改善したものの、その水準は依然として低い。今後はユーロ高の影響から、これまで牽引役であ
った製造業の停滞が続き、経済全体の回復も極めて緩やかなものにとどまる可能性が高いと言えよう。
以上
本資料は情報提供を目的として作成されたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。作成時点で、第一生命経済研究所経済調査部が信ずるに足ると判断した情報に基づき作成していますが、その正確性、完全性に対する責任は負いません。見通しは予告なく変更されることがあります。また、記載された内容は、第一生命ないしはその関連会社の投資方針と常に整合的であるとは限りません。