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クライン孝子の日記
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■2003/06/07 (土) 中曽根元総理だからこそ若者に道を開けてほしい!
ドイツもようやく夏日和になってきました。
ほっとしているものの、ドイツの夏は短い。
しかも、ここ数年気候不順でいつ叉、寒くなるかわからない。
できるだけ時間があると日向ぼっこしています。
ところで、M氏から小泉総理批判と中曽根元総理擁護メールが届きま
した。
ごういう意見のあることは承知しています。
でも、中曽根氏がそのような立派な政治家であるなら、なぜ、後輩人材
育成のために身を引く事を考えないのか。
総理までやられた人物なのだから、社会奉仕など引退してやることはいく
らでもある。
結局、現役での地位でしか、社会貢献が出来ないというところに、そもそ
も氏の限界があるのだし、特権に対する未練のようなものを感じてしまう。
中曽根氏だからこそ、率先し模範政治家として若者に道をあける事ができ
るのでは?
誰しも若いうちは経験未熟です。
でも彼らのあふれ出る新鮮なエネルギーには適わない。
いい人材育成のために、一歩譲る。これこそ老熟者の責務ではないかしらねえ。
ドイツの政治家は常に誘拐、暗殺など危険にさらされ乍ら活動するから、
60歳位になると引退して、死の準備をしつつ、社会へ還元しようとする
以下、M氏のメールの一部です。
< 中曽根元総理のような高齢の政治家達は、どんどん引退していって若い政治
家に任せていけば良いという考え方について、私は基本的に賛成ですが、例外と
して、中曽根元総理ぐらいの実績を残された政治家は、例え高齢であっても、
議員として頑張られても良いと思っています。
その理由は、若い政治家ばかりだと、経験の低さや歴史感覚等から、日本を誤っ
た方向に進めてしまう可能性が高くなるからです。
日本は、明治維新において活躍した政治家が、日露戦争において、元老といった
形で存在し、その他の若い政治家の指針に大きな影響を与えました。
例えば伊藤博文が、あの時存在しているかいないかで、日露戦争は違った方向に
進んでいたでしょう。
あの時、伊藤博文の外交指針が、日本の勝利に大きな影響を及ぼした事は、
私は全く否定できません。
ですから、中曽根元総理が、現在においても陣頭において動かれる事は差し控
えたほうがいいとは思いますが、これからの若い政治家の成長の為にも、私は可
能な限り議員で頑張られてほしいと願っています。
今後も、日記を読ませていただき、色々勉強させていただきたいと思います。>
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21世紀を迎えた今世界は混沌としています。日本もその渦中にあって
政治経済ともに、国際的視点に立脚し欧州からの情報収集が不可欠に
なってきています。欧州の国際情勢を日記風にまとめドイツ滞在歴30余
年のジャーナリストが刻々と現地よりレポートします。
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メルマガ発行者: クライン孝子 (フランクフルト在住 ジャーナリスト)
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