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(回答先: 「踊る大捜査線」 投稿者 エンセン 日時 2003 年 8 月 24 日 18:58:54)
あれは「骨抜き」にされたのです。
初回から数回までは、警察や暴力団などへのほんとの批判精神がありました。これらは近年マスコミからは姿を消していたものです。
室井にしても、警察を変えるためには、変えることが出来る地位まで自分が上り詰めるしかないという認識のもとで、本来自分がとらなければならない行動を「出世」のために抑制し、青島刑事になじられながら表面は毅然としている、という、良い悪いは別として、人間としての哲学がそなわっていました。今は見る影もないと思います。
最初の数回で視聴率が上がると、やはり「商売屋」のマスコミの本領が発揮されて、批判精神は何処へやら、昔あったギャグ連発番組の「ゲバゲバ90分」のような「バラエティ番組」になりました。
現在の人気は「複雑なことは嫌いだ」というブッシュ的発想が生んでいるものと思われます。まぁ、「娯楽」だと割り切ればそれでよいのでしょうが、割り切れない人間もいるわけです。
マスメディアに幻滅するというのは、それ自体誤謬だと思います。幻滅するほどの期待を連中に抱くこと自体が、非現実的なものだと思うからです。
特にフジにはです。