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http://www.mainichi.co.jp/news/selection/20030815k0000m040094000c.html
福岡市の一家4人殺害事件で、遺体に付けられた手錠などを購入した中国人元就学生(21)のアパートから採取された皮膚片など微物のDNAが、被害者の同市東区馬出(まいだし)、衣料品販売業、松本真二郎さん(当時41歳)の車から採取した微物のDNAと一致していたことが分かった。元就学生のDNAである可能性が高いという。福岡県警捜査本部は、元就学生が死体遺棄にかかわった有力な物証とみている。
県警は、福岡市の日本語学校に通っていた元就学生が手錠などを購入した男の防犯ビデオ映像と酷似し、事件直後に突然帰国していたことから、東区内のアパート留守宅を容疑者不詳の殺人と死体遺棄容疑で家宅捜索した。元就学生の携帯電話やメモ類などを押収したほか、皮膚片や毛髪などの微物も採取してDNA鑑定した。このうち当人のものとみられる微物のDNAの型が、松本さんの車の後部座席から採取した微物のDNAの型と一致したという。
車は犯人グループの手で福岡県久留米市内に乗り捨てられているのが見つかり、県警が車内の遺留物を詳細に調べていた。車内からは被害者の微量の血痕も検出され、犯人グループが遺体搬送に使ったとみられている。
鑑定に使った留守宅の微物は、元就学生の所有物や使用品と特定できるものから採取し、本人のDNAである可能性が極めて高い。しかしこの部屋には北九州市の大学に通う同郷の中国人留学生(23)が同居していたほか、複数の中国人学生が出入りしており、元就学生のDNAであると確定するには、本人のだ液や毛髪などとの照合が必要。県警は来週、中国の公安当局に正式に捜査協力を要請する方針を固めており、こうした鑑定資料の入手も依頼するとみられる。
[毎日新聞8月15日] ( 2003-08-15-03:00 )