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福岡市東区の衣料品販売業松本真二郎さん(41)一家4人殺害事件で、福岡県警の捜査本部は、犯行に使われたとみられる手錠とダンベルを購入したとして似顔絵を公開した男に酷似し、事件後に出国した中国人就学生が犯行に関与した疑いを強め、2日までに、就学生が住んでいた東区内のアパートを殺人、死体遺棄容疑で捜索し、メモ帳や携帯電話などを押収した。
捜査本部は近く、警察庁を通じて捜査員を中国に派遣し、公安当局に捜査協力を要請する。
調べによると、就学生は吉林省出身で、数年前に就学ビザで来日した。福岡市内で民間の日本語学校に通ったが、今年4月ごろに学校の寮を抜け出し、東区内のアパートに移り住んでいた。学校には行かず、アルバイトをしていたという。
4人の遺体が発見された6月20日の数日後、福岡空港から帰国した。部屋には家財道具が残されたままで、知人らは急な帰国だったと話している。同居人で、北九州市内の大学に通っていた同郷の中国人留学生も一緒に帰国している。
こうした状況から、捜査本部は、就学生が事件に関与した疑いが強いと判断、手錠とダンベルの購入を依頼された可能性もあるとみて、交友関係を調べている。また、同居していた留学生も、何らかの事情を知っているとの見方を強めている。
ただ、仮に就学生らが犯行グループの一員と判明しても、日中間では犯罪人の身柄引き渡しに関する条約が締結されておらず、日本に連れ戻して刑事責任を問うことはできない。その場合、中国の公安当局に対し、中国の法律を適用して日本に代わって処罰してもらう「処罰要請」が行われることになる。
(2003/8/3/03:07 読売新聞 無断転載禁止)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20030803i401.htm