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辻本清美元議員逮捕は警察不祥事隠しがねらいやった
(アサヒ芸能8/7日号)
キツネ目事件調書
どう考えても納得できん。社民党の前衆議院議員、辻元清美、突然の逮捕である。事件そのものは、いわゆる秘書給与流用詐欺。実際には仕事をしていない人物を政策秘書として申請し、国から秘書給与を受け取っていたというものだ。
辻元にいわせれば「ワークシェアリング」となるようだが、大半の議員が同様のことをやっていることは言わずもがなである。今回の問題点は、身柄を取る必要性の有無だ。辻元は警視庁の呼び出しにも素直に応じ、すでに議員も辞職。チョロマカした金も返金済みであるし、証拠のたぐいも警視庁の求めに応じて提出した。となれば「証拠隠滅のおそれ」も「逃亡のおそれ」もない。身柄拘束の必要は皆無である。
警視庁関係者に言わせると「詐欺の認識が辻元にはなく、罪を認めなかったから逮捕された」となる。しかし、それは罪に対する認識の問題で、捜査を妨害しているわけではない。今回の逮捕劇は、警察による権力のリンチ以外の何物でもないだろう。
それはなぜか。しかもこの時期にあえて行ったのは。答えは明白である。
辻元逮捕の発表と同日、警察は消資者金融最大手への情報漏洩事件で、警視正、警視、巡査部長の計3人の処分を発表している。
警察不祥事がついに本丸である警視庁にまで及んだことで、起こるであろう衝撃を、薄めるための材料として辻元をパクった。そう俺は見ている。
結果は警察の思惑どおりになった。警視正は処分直後に辞職しており、本来なら新聞のー面 を飾ってもいい事件でもある。
しかし、降ってわいた辻元事件のおかげで、この不祥事の扱いは各紙ともかなり小さくなった。気がつかんかったやろ?それが「成果 」やがな。
要は、警察による世論誘導のための辻元逮捕だったのである。言うまでもないが、警察の都合だけで逮捕が決まるということは決してあってはならない。しかも、辻元の身柄は拘束しておきながら、警察官は在宅というのも納得できんな。
政治家に道徳心を求めるのは愚考ではあるが、警察官は、少なくとも政治家よりはそれを求める必要はある。警察が「身内に甘い」ことはこれまでにも幾度となく指摘してきたが、これほど露骨であるのは前代未聞だ。
ただ、いくら見え透いた茶番とはいえ、警視庁がこれだけの行動に出た以上、辻元についてこれまで発表された以外の隠し球を持っている可能性は高い。
それは辻元と北朝鮮との関係である。これまでにも彼女と深い関係にあったとされる某出版社社長を通 じて資金が北に流れているという噂はあ った。また、辻元の選挙区にある某病院(相当数の集票を得ていたらしい)の事務関係者は、日本赤軍の重信房子が潜伏のためにマンションを借リる際や、パスポート取得に当たって協力したとされ、すでにパクられている。
日本赤軍といえば、北朝鮮に渡ったいわゆる「よど号グループ」との関係も近しい。この筋から辻元と北を結び付ける確証を、当局はつかんでいるのかもしれん。警察からのリークはそろそろ始まるだろう。
ただ、辻元の警察への対応にも俺は疑問がある。恐らく辻元としては、洗いざらいしゃべれぱ逮捕されないとでも思ったのだろうが、それほど警察は甘くはない。自分たちにとって利益になると思えば、白を黒にでもする。それが警察や。
これは辻元に隈ったことではなく、最近の多くの政治家の特徴であるが、メディアとの関係から自分を考える傾向がある。これぞ甘えの勘違いと俺は考える。つまり、メディアに露出して、よく書いてもらうことが政治活動だと考えていることだ。メディアに好意的に思われていれば、すべて何とかなる。そう思い込む一方で、党や国家権力を軽視する。明らかに認識不足だ。
しかし、辻元にも気の毒な部分はある。名義貸しをアドバイスしたのが土井党首の秘書・五島女史である。彼女にそうしなさい、と言われれば「それが普通 なのか」と、何も疑うことはなかっただろう。後日、「いいのか」と辻元がと いただしたとの報道もあったが、真相はどうやろな。
少なくとも違法行為性を意識したうえでやったとは思えんのだ。こうした事件の場合、やはり秘書が全責任をかぶるべきだったと俺は思う。少なくとも自民党ならそう処理するだろう。杜民党にそれができなかったのは、市民運動を母体とする党の宿命と言えるのではなかろうか。
党の持つ潔癖性の道徳観が、実質的な政治の場ではいかに無力であるかを露呈したという気もする。
総選挙を意識した逮捕との見方も一部ではあったが、こんなスキャンダルなんぞなくとも、社民党はすでに瀕死の状態である。いまさら策を弄する必要など、何もな い。
筆坂のセクハラ事件は共産党に多大な悪影響を与えるだろうが、辻元逮捕が杜民党に与えるものとは、逆に同情票ではないかと俺は思う。以降の対応しだいではあるが、社民党に事件を逆手に取るような知恵があるかどうかは、はなはだ疑問だかな。
また、自分の秘書が逮捕された以上、土井党首が何らかの責任を取るのは筋である。ただ、党としては彼女がいなくなれば、党の存続自体が危うくなる。辞任しないことの 理由を天命だなんだと耳ざわりのよい言葉で取り繕っているようだが、いっそ、開き直ったほうが得策ではないか。
例えば「私は責任を取って辞めるべきだと思うが、私が辞めれば党はつぶれる。平和や護憲を貴き、日本のためには杜民党は必要だから理解してほしい」とでも言ってはどうか。よほど潔い。同情も断然こちらのほうが集まるはずである。
辻元自身も次回の選挙には出る意思があったようだ。今回の逮捕で難しくなったとい う意見もあるが、俺はむしろ逆である。警察にここまでやられた以上、獄中立候補という選択肢もありだ。警察に利用された以上、辻元もこれを背景に同情票を集めて当選をもくろむ。それくらいしてもよかろう。やられたらやり返す。まさにアウトローの鉄則である。
ただまあ、結論からすれば、辻元も警察も、セコイ話や。警察も、もう少し格好いいネタでパクれるプロの政治家を狙うべきだし、辻元も、たかだか数千万のネコババでパクられるとは、ふがいない。しよせん、ジャンヌ・ダルクには程遠い、素人だったいうことやな。
http://www.zorro-me.com/2003-8/ag0300807.html