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新潟市の在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)新潟県本部に銃弾が撃ち込まれ、ハナ信用組合新潟支店で不審な容器の入った紙袋が見つかった事件で、容器は時限発火装置付きの引火性ガス入りポットだったことが30日、新潟県警新潟東署の捜査本部の調べでわかった。
捜査本部は爆発の可能性は低く、殺傷力は弱いとみているが、爆発物取締法の対象になるかどうか、正確な威力などについて慎重に調べている。
調べでは、ポットは直径約10センチ、長さ約30センチの円筒形で、ステンレス製の一般に市販されているタイプだった。
一方、朝鮮総連新潟県本部の李主●(リ・ジュヒョン)委員長は30日、記者会見し、「半世紀にわたって在日同胞の生活と権利を守り、地域交流に尽くしてきた歴史の中で初めてのこと。大きな驚きと怒りを禁じ得ない」と話した。北朝鮮の不定期貨客船「万景峰(マンギョンボン)’92号」との関係にもふれ、「運航をストップさせるために銃撃や爆弾という人命を脅かす卑劣な暴力に訴えたとしたら、民主主義と市民社会に挑戦する許し難い行為」と非難した。
新潟市の新潟朝鮮初中級学校はこの日、安全に配慮し、夏休み中に実施していた生徒の部活動や合宿などを中止したという。
ハナ信用組合新潟支店は30日、通常通り営業した。梁寿徳(リャン・ストク)次長(37)によると、常に支店前にパトカーが止まり、警察官が立つ物々しさからか、来客は普段よりやや少なかったが、「事件の不安から預金を下ろすお客様もなく、順調だった」という。(●は火ヘンに「玄」)
◆「断固糾弾する」朝鮮総連が声明◆
事件を受けて、朝鮮総連の南昇祐(ナム・スンウ)中央常任委員会副議長は30日、会見し、「朝鮮総連と在日同胞に対する誤解と偏見を助長し、朝日友好親善に水を差そうとする今回の事件を、強い民族的怒りを持って断固糾弾する」とする声明を発表した。
南副議長は、全国の朝鮮総連関連施設では昨年10月から、窓ガラスが割られるなどの嫌がらせが計約20件あったことを明らかにし、「(今回の事件は)万景峰号が入出港する港がある新潟をターゲットにしたと見ている」と話した。(読売新聞)
[7月30日23時26分更新]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030730-00000214-yom-soci