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(回答先: 犯行「見ていません」 逮捕した署員、証言で翻す 神戸新聞 【やっぱりね警察とはこんなもんだ】 投稿者 エンセン 日時 2003 年 7 月 29 日 13:43:47)
逮捕少年「不処分」 尼崎北署のずさん捜査指摘 家裁支部
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2003/07/29
尼崎北署地域課の署員に暴行を加えるなどし、公務執行妨害で現行犯逮捕された尼崎市内の少年(18)の審判が二十八日、神戸家裁尼崎支部であり、平井直也裁判官が同署のずさんな捜査を指摘し、刑事裁判の無罪にあたる「不処分」決定をした。審判で、現場にいた別の署員が少年の暴行の経緯を見ていなかったのに、報告書には現認したように記述していたことなどが判明。同署は「故意に偽造したのではない」としているが、少年側は、調書内容に異議を唱えていたにもかかわらず、署名や指印を強要されたとも主張している。
決定などによると、尼崎市田能四の堤防階段で六月二十一日夜、同署地域課の巡査二人が、シンナーを吸引していた同市の少年を見つけた。少年は逃げ出したが、署員(30)に追いつかれた際、右手のひらで左肩を突き上げるように一回殴ったとして、公務執行妨害の現行犯で逮捕された。七月二日、同容疑で家裁送致された。
別の署員(29)は、逮捕日付の現認状況報告書に「本職などは(少年が)肩を殴ったのを認めた」と記述していた。しかし、七月二十四日の審判で、同署員は一転、「見ていません」と翻した。少年側付添人から「虚偽公文書作成にあたる」などと再三追及され、「うそを書いたつもりはない。私の捜査能力不足だった」と繰り返した。
また、署員は二人とも私服だったが、少年の供述調書では「制服を着た警察官に見つかり捕まるのが嫌で、その場から逃げた」などと記入されていた。少年の署名、指印が入っていたが、神戸新聞社の取材に対し、付添人は「(少年は)違うと言い張ったが、押し切られた」としている。
同事件では、他の捜査書類でも、現場の状況が明らかに異なっていたり、審判に出廷した警察官の説明と食い違ったりしていた。こうしたことから、平井裁判官は「皆さんの記憶がはっきりしないので非行事実は認められない」として、不処分を決定した。
同署幹部は「書類の表現があいまいだったことや相手に警察官であることを十分に認識させられなかったなど、課題もある。しかし、捜査は適正で、故意の偽造ではない」としている。
同署をめぐっては、今年三月、尼崎市バス運転手への暴行事件に絡み、実況見分や再現見分に運転手が立ち会っていたように偽った調書を警部補が作成していたことが判明し、県警が内部処分や立件を検討している。
http://www.kobe-np.co.jp/kobenews/sougou/030729ke118660.html