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加害者(とされる)側の両親が何もコメントを発しないことで、容疑者・被害者両方ともに苦しむ結果になっている。
加害者(とされる)側の両親はショックで立ち上がれない状況かもしれない。
それならば彼らに対して、周囲が何らかのサポートが必要と考える。
(最悪の場合、自殺なども考えられなくは無いのだから・・・)
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長崎誘拐殺人 駿ちゃんの父が心境 少年の言葉信じられぬ
長崎市の種元駿(しゅん)ちゃん(4つ)誘拐殺人事件で、父親の毅さん(30)が22日、現在の心境をつづった文書を発表した。補導された男子生徒(12)が事件について付添人の弁護士に説明した内容や、生徒の両親から謝罪がないことに触れ、憤りをあらわにしている。 (全文は次の通り)
■ 現在の心境・心情について
駿が亡くなってから、早くも三週間が過ぎようとしていますが、いまだに駿がいなくなったことを現実として完全に受け入れることができない状態にあり、寝ていても駿の助けを求める声でうなされる日々が続いております。
犯人の少年が補導されてから二週間がたち、付添人の弁護士を通して少年のコメントがなされています。
その中で、犯行時に自分が何をしているのか分からなくなったこと、被害者および被害者の両親に対し謝罪の気持ちを述べていること、一生かけて償いをするつもりであること、自首するつもりであったこと―が述べられています。しかし、被害者の立場からはその言葉すべてを受け入れられず、逆にこのようなコメントがなされるたびに激しい憤りを感じています。
本当に自首するつもりであったならば、なぜ犯行を起こした後、平然として学校に通ったのでしょうか。また、少年は駿の服を脱がせて泣き出したので、駐車場から突き落としたと述べているようですが、実際は、計画的に持ち合わせたはさみを用いて駿の体を切り付け、さらに殺害する意思があって屋上から突き落としたのではないでしょうか。
私たち被害者の遺族にとって、付添人の弁護士から聞こえてくる少年のコメントは、自分が犯した罪を軽くするための言い訳としか思えません。
人を疑うことを知らない幼い子どもをだまして連れ出し、生きたままの状態で体を切り付け、生きたまま突き落として殺すようなことができる人間、それも犯行後も平然と何事もなかったように学校生活を続けるような人間が、補導されて二週間しかたっていない状態で述べている言葉を信じることはできません。
また、ここで、少年の保護者に対しても一言申し上げます。あなたの子どもが殺人を犯して補導されてから二週間以上がたちますが、謝罪の言葉どころか、連絡さえもないのはどういうことなのでしょうか。
あなたの子どもが刑事的に罪を負うことがなく、犯した罪に対して責任がとれないのであれば、あなた方両親が責任を取るべきではないでしょうか。それとも、謝罪する意思さえ持ち合わせていないということなのでしょうか。
直接連絡を取ることができないならば、警察や家庭裁判所を通してでも連絡を取ることができたはずです。あなたの子どもだけではなく、あなた方両親にも反省の意思・謝罪の意思がないのかと思うと、例えようのない憤りを覚えます。
少年の処分については、先日にもコメントさせていただいたように極刑を望んでいることに変わりはありません。それが不可能ならば、今の法体系でできるもっとも重い処分を科していただくよう、強く希望します。
最後になりますが、駿のためにお祈りをしていただいた方々、お花・お菓子・おもちゃなどを手向けてくださった方々、私たち遺族のために励ましの言葉・お手紙を下さった方々、本当にありがとうございます。失礼とは存じますが、この書面にてお礼申し上げます。
平成十五年七月二十二日 種元毅(西日本新聞)[7月23日2時35分更新]