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(回答先: 女児4人監禁 甘言の怖さを教えよう 沖縄タイムス 投稿者 エンセン 日時 2003 年 7 月 20 日 06:06:05)
行方不明になっていた東京都稲城市の小学六年の女児四人が、四日ぶりに無事保護された。
都心の短期賃貸マンションで手錠を掛けられ、監禁されていた。同じ室内で、犯行に携わった二十九歳の男が自殺していた。
長崎や沖縄で相次いだ少年事件の衝撃がさめやらぬ中、またも身のすくむような事件である。
「渋谷に行く」。少女たちの心をとらえた繁華な若者の街に潜んでいた落とし穴。わなは、さまざまな欲望を刺激してやまない都市風俗に紛れ込んでいた。
そして誰が出入りしているのかも分からない、手軽な短期滞在型の密室という死角。
「眠らない街」を起点にした今度の事件は、この社会の先端が抱える危うさを、あらためて突きつけているのではないか。
事件の全容解明を、まず急ぎたい。少女たちの受けたであろう深い心の傷の手当ても大切だ。
同時に、少年少女たちを吸い込んでいく都市風俗の闇に、どう安全網を築いていくのか。そこが問われている。
性や金や薬物が絡む、こうした風俗は大都市に限らない。すそ野は広く、地方にも波及している。そのことも忘れたくない。
今度の事件は一見、異様で特異なものに映る。少女たちを監禁したまま、自ら命を絶った男の行動は不可思議だ。
けれど男と少女たちを結びつけた道具立てなどを考えるとき、にわかに現在の問題をはらんだ風景に見えてくる。
アルバイトと、それを勧誘するチラシの甘い言葉。小学生に不釣り合いな高額のバイト代。連絡を容易にした携帯電話。
男は架空の会社名を使って、少女たちを誘い出す行為を繰り返していたようだ。
監禁された少女の一人は、事件の前にも男と会っていた。関係者とみられる若い女性からも声を掛けられていた。
雑踏渦巻く渋谷の街では、さまざまな誘いの声やチラシがあふれている。その日常性が、少女たちの警戒心を緩めてしまったのか。
こうした都市の風俗は、少女たちの性の商品化にもつながってきた。下着の売買や援助交際だ。しかも低年齢化している。
背景には、大人たちのいびつな欲望がある。そして欲しいものを買うために、金を得ようとする少女たちの消費の衝動も。
今度の事件も、そんな風潮と無関係ではないような気がする。
自殺した男の足元には練炭があった。相次ぐネット心中で見られた風景だ。これもまた、現代の死の一端を映し出している。
少年少女たちが向き合う今と、そこで何を感じているのか。大人たちが戸惑い、言葉も失うことが次々と起きる。
この現実を直視し、見えないところで起きている地滑りのようなものを、まず感知すること。そこを欠いては、広がりを止める手立ても見えてこない。
既成の言葉や倫理では追いつかない現実が、露出してきているのではないか。
長崎の事件について、加害者の親は「市中引き回しの上、打ち首にすればいい」と発言した閣僚がいた。時代の閉そくにいら立つ大人たちの声を代弁したのだろう。
けれど、それは事態の一面にすぎない。少年少女たちが抱える心の風景には、かすりもしない言葉ではなかろうか。
外からは見えぬうっ屈が、せきを切ったような長崎の中学生。軽い気分で浮遊しているような稲城の小学生たちの感覚。加害と被害の違いはあるが、同じ年ごろだ。
一見対照的だが、どちらも大人社会の鏡ではないか。折しも学校は夏休みだ。そうしたことを問い掛け、語り合う場がほしい。
http://www.toonippo.co.jp/shasetsu/sha2003/sha20030719.html
どの報道を見ても、自殺で解決してしまったように見える。
いいのか?これで。
本当に自殺ならいいけどさ、マスコミ全社が揃って自殺で統一しているぞ。
非常に危険に見えます。
もう解決してしまったようだ。なんなんだろう。