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埼玉県の土屋義彦知事(77)の資金管理団体をめぐる政治資金規正法違反事件で逮捕された長女の会社社長、市川桃子容疑者(53)が、15年にわたり6億円以上の借金を抱えていることが分かった。自宅を担保に、都市銀行の子会社から極度額6億5000万円の根抵当権を設定されていた。子会社の元役員は「回収が危ぶまれる重要案件」と証言している。市川容疑者は、経営する会社の資金繰りのため政治資金を流用していたとされ、事件に至った背景として注目される。
登記簿などによると、市川容疑者は87年4月、都市銀行から金を借り入れ、東京都港区高輪の自宅マンションを担保として極度額2億円の根抵当権が設定された。根抵当は、継続して取引する際にあらかじめ上限(極度額)を決めて担保を設定するもので、同額に近い額を借り入れたとみられる。
極度額は同年10月に4億円に膨らみ、翌88年3月には都市銀行の子会社が、極度額2億円の根抵当権を別途新たに設定した。計6億円の根抵当権は88年4月、この子会社に一本化され、さらに89年9月には極度額が5000万円増えて6億5000万円となった。こうしたことから市川容疑者はこの時期、少なくとも6億円以上を実際に借り入れたとみられる。
ちょうどこのころ、市川容疑者はデザイン会社「プラス・エム」や印刷会社「プラス・オー」、企画会社「プラス・ティー」を相次いで設立しており、多額の事業資金が必要になったとみられる。
しかし、市川容疑者の企業経営はずさんで、プラス・エムの元役員は「契約額よりも経費の方が大きな雑誌を作るなど赤字を垂れ流しながらやっていた。彼女は父親の選挙となると2カ月くらい会社を空けることもあった」と話す。市川容疑者をよく知る関係者も「100万円の仕事に300万円掛けちゃうような人だから、会社(の経営)は苦しい」と証言する。家賃の支払いにも困り、会社の事務所を家賃の低い場所に移転したこともあったという。
根抵当権を設定している都市銀行子会社の元役員は「回収がスムーズにいかない重要案件の一つだった。バブル経済崩壊後、先方は返済計画を出してきたが、『月10万円の返済』という甘い内容だった」と話している。(毎日新聞)
[7月14日15時20分更新]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030714-00001085-mai-soci
不良債権確定かな?