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(回答先: 幼児誘拐殺害事件 走る衝撃、憤り新た 12歳中1補導 /長崎 (毎日新聞) 投稿者 力なき市民 日時 2003 年 7 月 11 日 00:29:04)
【ロンドン=土生修一】「バルジャーの悪夢が戻ってきた」―10日付の英紙タイムズは1ページ全部を使って、長崎の男児誘拐殺人事件を詳報した。
「バルジャー」とは、1993年に英リバプール郊外で10歳の少年2人が、2歳の男児ジェームズ・バルジャーちゃんを殺した事件。英国では、この事件をきっかけに少年犯罪の危険性に関心が高まり、少年犯罪への厳罰化傾向が強まったとされる。
同紙は、監視カメラが犯行をとらえていた点やあいまいな動機などを日本の事件との共通点としてあげたうえで、「統計上、日本では少年犯罪が急増しているわけではない。メディアが犯罪への恐怖をあおっている」と指摘している。
欧州では、刑事責任が問われるのは14歳からが大半だが、英国(イングランドとウェールズ)では10歳からとなっている。通常、17歳までの被告は、手続きが簡素化された少年裁判所で裁かれるが、殺人などの重罪は、一般の裁判所での公判となる。
英国の民間団体によると、92年から2001年までの少年犯罪者数は約20%減少しているが、厳罰化が進んだ結果、10歳―15歳の収監者数は100人から800人と激増しているという。内務省では、「犯罪者予備軍」としてマークする問題少年の年齢を、現行の13歳から8歳に引き下げる案も検討されている。
その一方、行き過ぎを警告する声もある。英下院保健委員会は先月、「少年犯罪に対する厳罰化は、国連児童憲章に違反する恐れがある。刑事責任の適用年齢も引き上げるべきだ」との報告をまとめるなど、是非論争が続いている。
報道面では、17歳以下の未成年容疑者は原則として匿名。しかし、重大犯罪の場合、裁判官の権限で実名公表禁止原則が解除されることもある。
バルジャー事件では、逮捕時点から犯人の2人の少年の実名、写真が報道され、公判でも実名公表が許された。2人は殺人罪で無期拘束刑となったが、2001年に仮釈放が認められた。その際、高等法院は、社会復帰のために2人に新たな名前と架空の略歴を使う事を許可した。(読売新聞)
[7月10日23時47分更新]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030710-00000012-yom-int
英国では10歳少年が殺人罪で無期拘束刑となった、なんてあるんですね。
報道を見る限りでは日本もこれを目指しているのかな。