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福岡県春日市の道路整備事業に伴う用地買収を巡り、自民党の森喜朗前首相、山崎拓幹事長の両事務所が、買収予定地に土地とマンションを所有する神戸市の不動産会社会長を井上澄和・春日市長に紹介し、市が当初示した予定価格約12億6400万円をはるかに上回る約17億5000万円で買い取っていたことが3日、わかった。両事務所とも仲介の事実は認めているが、井上市長は同日、記者会見し、「国会議員の圧力などはなく、正当な価格交渉の結果。購入価格は適正だった」と説明した。
市が購入した土地は西鉄天神大牟田線春日原駅の東側で、広さ約2500平方メートル。会長はこの土地と、同所に8階建ての賃貸マンションを所有していた。市は2001年9月に購入した。
市によると1999年5月、山崎事務所の秘書の要請で、市長が市役所で会長らと面談。会長は約20億円での買収を希望したが、市長は拒否したという。その後、市はコンサルタント会社に不動産鑑定を依頼。「土地の相場は12―15億円」との見積もりを基に、購入予定価格を12億6400万円と設定した。しかし、交渉は難航し、最終的に予定価格より約4億8000万円高くなった。
森前首相の事務所は、会長を「親しい人」として市長に紹介。山崎幹事長にも「市長に(会長を)ご紹介願えれば」と仲介を依頼したという。森事務所は不動産会社との関係について「かなり以前から毎年、パーティー券を購入してもらっている」と話している。
市長は76年4月から約10年間、山崎氏の地元秘書をしていた。山崎拓事務所は「人を介し、不動産会社側から『井上市長に会いたい』と頼まれ、地元秘書が引き合わせた。面談にも同席したが、以後の経緯は知らないし、それ以上の働きかけはしていない」としている。
(2003/7/3/13:53 読売新聞 無断転載禁止)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20030703i305.htm