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<福岡一家殺害>重りは特殊工具 関係者捜索へ 福岡県警
福岡市の一家4人殺害事件で、海に沈められた被害者の手に、下水道工事で使う「ストラット」と呼ばれる特殊工具が重りとして付けられていたことが分かった。一般には流通しておらず、福岡県警捜査本部は犯人に結び付く有力な物証とみて調べている。
調べでは、同市馬出(まいだし)4、衣料品販売業、松本真二郎さん(41)と妻子3人は首を手やひもで絞められたうえ、手錠や重りを付けられて、自宅から約3.5キロ離れたふ頭から海中に投げ入れられた。
松本さんと2人の子供に付けられたのは、手錠と一緒に購入されたとみられる鉄アレイだったが、妻千加さん(40)だけは約30キロの鉄の重りだった。幅30センチ、奥行き10センチ、高さ20センチの箱型で上部に取っ手があり、特殊な形状だったため特定された。
関係者によると、ストラットは下水管を油圧ジャッキで地中に押し込む際、ジャッキと管の間に挟み込む鋼鉄製の工具。最近は使われておらず、用途が限られるため、施工業者以外で持っている可能性はほとんどないという。
このため県警は、犯人グループの中に下水工事で働いたり、業者倉庫などに出入りできる人物がいる可能性があるとみて捜査。また、工事現場でこの工具がなくなった所がないかも調べている。
これまでの調べでは、犯人グループは男3人以上で、うち1人は安い量販品の運動靴をはいていた。手錠などを購入した量販店の防犯ビデオには若い男が映っており、松本さんの車が乗り捨てられた同県久留米市のタイヤ工場近くでも若い男が目撃されている。(毎日新聞)
[7月2日3時31分更新]