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【火星大接近】 太陽系の惑星が地震発生に及ぼす影響について 〜 否定派への異論 〜
http://www.asyura.com/0306/jisin7/msg/268.html
投稿者 ファントムランチ 日時 2003 年 8 月 26 日 00:07:31:oswAM6lqBSCW6

(回答先: 火星ウォッチ:赤い惑星は今どこだ?/ 軍神(火星)はあなたを殺さない [SPACE.com] 投稿者 ファントムランチ 日時 2003 年 8 月 25 日 23:28:21)

■太陽系の惑星が地震発生に及ぼす影響について 〜 否定派への異論 〜

2003年8月27日の「火星大接近」が話題となっています。太陽系の惑星が地球上の地震発生に影響を及ぼす、またはそのトリガー(引き金)となることは証明されていませんが、何事も完全に否定することはできません。そもそも何をもって「証明された」とするのでしょうか?何年何月何日に、どんな天体の影響で地球上のどこで大地震が起こる、と予測してピタリと当たった時でしょうか?しかしそれでも「偶然」だとして信じなければそれまでです。

科学的でないとして惑星が地震発生に及ぼす影響は皆無に等しいと断定的に発言する専門家も多いようです。それは風説に対する否定なのでしょうが、「影響がない」と決めつけて、もしそれ以上の探求を嘲笑うような態度をとるならば、それこそ科学的ではなく、そのような信じる信じないの二元的な議論を続けていると、気付いてみれば却って議論が科学の手を離れ、占星術や預言者のフィールドに引き込まれている、ということになりがちです。

一般に人々は怪奇現象や天変地異などの噂に惹きつけられ易いものですが、それは想像力を備えた人間が、日常を生きる上で宿命的に沸き上がってくる非日常への憧憬であり、フィクションと現実の緩衝地帯に広がる「空想の森」でのつかの間の逍遥です。さらには人智を超えた存在に対する畏敬と瞑想の概念化であり、運命を共有する群衆心理から生ずる伝達網の加熱現象です。 … 人々はその超現実を愉しみこそすれ、本気に信じ込んで深刻に恐怖する人などほとんど誰もいないと思うので、今さら熱心に庶民を安心させるための議論をしても、誇大妄想と同じくらい不毛というものでしょう。

「惑星の重力の影響で、何も無いところに大地震が起こるとか、大洪水が起こるとか、地球が砕けるとか、惑星どうしが衝突するなどということは無い」というような極端でありきたりな説明が聞きたいのではなく、それよりもっと微妙なところが知りたいわけで、例えば火星の大接近によって海面がわずかでも上昇したりするのか?またはまさに大地震が起こる寸前まで地殻のストレスが溜まった状態で、発生をほんの数日でも早める可能性があるのかなどについて、それがほとんど無いならどれほどほとんど無いのか … 。

そういう意味では惑星の潮汐力の数値などは興味深く、その小数点以下何桁かの僅少な要素をもっと大事にしたいのです。しかし結局のところ地震発生には、別の阻害要因がからみ合い、偶然とも見える不測性を秘めているので、この影響に関しては断定的に証明されるわけではなく、「仮説」と「統計」の信用度に依存するしかない問題で、研究者がどれだけ信用度の高い「仮説」と「統計」を提示できるか、それを各個人が見て信用度が高いと認識するか低いと認識するか、にかっていると言えるでしょう。目くじらを立てて真偽をハッキリさせる必要はなく、中間的な不確定領域で信用度が増減する性質の命題だと思うわけです。

いたずらに危機感や不安を煽る流言飛語やベストセラー本なども考えものですが、もしその仮説が「不確定性」を様々な手練手管を駆使して真実に近づけるような説得力のある「作品」ならば、探究心や想像力が欠如した学者の堅苦しい論文よりも余ほど魅力があるように思えます。それは子供たちに夢を与え、科学への関心を高めるばかりではなく、物事を簡単に信じ込まなくなった寂しいオトナにとって、知的好奇心のフィールドで巧みに騙されることはむしろ愉快です。そして明確な真偽が証明されない以上、騙されたことにはならないのです。そういった仮説や書物などにも一定の価値が認められるのではないでしょうか。

私たちは自らを支配する法則に無関心ではいられません。たとえそれが不確定で微々たる影響だとしても関心を寄せるのは当然なことです。1982年3月10日に数千年に一度といわれる「惑星直列」(このときは太陽から見て95°の角度にすべての惑星が集合)がありました。ある専門家はすべての惑星の重力を合わせても影響は非常に小さいので、災害が起こる恐れは全くないと言いました。1982年3月10日には目立った地震は起きていませんが3月21日に浦河沖地震M7.1震度6が発生しています。この時の月齢は25.2でした。北海道の浦河は地震発生が多い地区ですが、この浦河沖地震を境に、震源の深さの傾向に変化が見られるそうで、1982年の地震は特別な位置付けとなっているようです。

北海道浦河周辺の地震活動(PDFファイル)
http://www-jm.eps.s.u-tokyo.ac.jp/2001cd-rom/pdf/so/so-014.pdf

浦河沖地震の震度分布図
http://www.hp1039.jishin.go.jp/eqchr/f3-20.htm

2000年5月5日には地球から見てすべての惑星がほぼ同じ方向に並ぶ惑星直列が起こりましたが、その年の3月31日に有珠山噴火、震度5弱(月齢25.0)、同じく6月26日に三宅島雄山噴火(月齢23.9)、7月1日に神津島でM6.1震度6弱(月齢28.8)などが発生しています。日本は地震が多いので、これらの地震がそのとき偶然発生しただけで、惑星直列の影響を少しでも受けたことは絶対にないという方も多いでしょう。ただ現時点で何らかの断定をする必要は無く、ここには断片的なデータがあるだけであり、どう解釈するかは誰からも強制されるべきではありません。

月は地球に近いので、最も地球の自転や潮汐力または地球上の生物に影響を及ぼすことが知られていますが、それは単に計算上の重力だけで説明できるものなのでしょうか?よく満月の前後は出生率が高く、犯罪や交通事故も多い言われます。そうしたことに「根拠」ばかりを求めるよりも、もし「統計」としてそうした傾向が現れ、そのデータを見て信用度が高いと思うならば、それはそれなりに受け止めれば良いと思います。ただ情報は鵜呑みにせずにできるだけ自分で確認を取ることも大事でしょう。地震発生や火山の噴火に関しては統計的に、月の影響(特に月齢と潮汐力の影響)を受けているという報告が多くあります。ここでは独自のデータベースを作成してみました。

≪大地震と月齢≫

宮城県沖地震M7.4  (1978年6月12日午後5時14分、 月齢 6.5)半月
日本海中部地震M7.7 (1983年5月26日午前12時00分、月齢13.3)満月1.5日前
伊豆三原山噴火     (1986年11月15日午後4時17分、月齢13.1)満月2日前
雲仙普賢岳噴火     (1990年11月17日午後8時ごろ、 月齢 0.1)新月
  同 最初の土石流発生 1991年5月15日、        月齢 0.0 新月
  同 最初の火砕流発生      5月26日、        月齢12.3 満月2.5日前 
  同 大規模火砕流発生      6月3日午後4時8分、   月齢20.1
釧路沖地震M7.8   (1993年1月15日午後8時時06分、月齢22.4)半月
北海道南西沖地震M7.8(1993年7月12日午後8時時ごろ、 月齢22.4)半月
北海道東方沖地震M8.1(1994年10月4日午後10時23分、月齢28.8)新月
三陸はるか沖地震M7.5(1994年12月28日午後9時19分、月齢25.4)
阪神淡路大震災M7.3 (1995年1月17日午前5時46分、 月齢15.4)満月
有珠山噴火       (2000年3月31日午後1時10分、 月齢25.0)
  同 泥流伴う噴火発生      4月4日午前8時30分、  月齢29.3 新月
三宅島雄山噴火     (2000年6月26日午後7時30分、 月齢23.9)
  同 最初の火砕流発生      8月29日午後4時30分、 月齢29.2 新月
神津島地震M6.4   (2000年7月1日午後4時すぎ、   月齢28.8)新月
鳥取県西部地震M7.3 (2000年10月6日午後1時30分、 月齢 8.3)半月1日後

 
釧路沖地震と北海道南西沖地震(奥尻島地震)についてはちょうど半月の日に発生していますが、以下のサイトでは、地震発生は満月と新月の前後と半月(下弦・上弦の月)の時が最も多いと結論付けています。半月というのは意外ですが、太陽と月が地球に対して直列の満月や新月だけではなく、ちょうど直角の配置になった時にも特別な作用が生じるということでしょうか。集計データをグラフ化されていますので参考になると思います。震度5以上や6以上などに限定して大地震が起きた日の月齢の統計をとってみても、やはり満月と新月の近辺(それと半月)での発生が多いようです。

満月・新月と地震の関係
http://www.bekkoame.ne.jp/i/ge6968/zenctrman.html

先に列挙したデータは1980年から2000年までの大地震と火山の噴火を殆どすべて網羅したものですが、そのうち三陸地域の地震はあまりこれに当てはまらないようで、ごく最近に起きた宮城県の2つの地震も以下の通りです。ちなみにこの2つの地震の震源は、前者は海底71km、後者は陸地の12kmと連続性の無い、違うタイプの地震です。

宮城県沖地震M7.0  (2003年5月26日午後6時24分、 月齢24.9)
宮城県北部地震M6.2 (2003年7月26日午前0時13分、 月齢25.8)

私が留意したいのは、すべての地震と噴火を一律に並べて相対比較できないということです。発生地域によって海溝型・直下型・火山性など、地震のタイプが違うので、月や太陽の影響の受け方も大きく異なるでしょう。海溝型や直下型の地震ではプレートや活断層自体の硬さや地質、震源の深さなどによっても反応に差が出てくるのは不思議ではありません。火山の噴火に関しては、噴火活動の開始時点も重要ですが、その活動期間中で最も大きな地震、または最初の溶岩噴出や火砕流が起こった日時に注目すべきです。噴煙などの原動力となる水蒸気やガスによる爆発力を分けて考えてみた時に、月や太陽による影響はより明白になるかも知れません。また玄武岩質よりも安山岩質の火山のほうが月齢の影響が顕著だという報告もあります。以下は日本の火山のタイプ別分布図です。

http://www.asyura.com/0306/up1/source/257.jpg

私見になりますが、玄武岩質の火山は富士山や伊豆諸島などに見られ、赤く燃える溶岩を噴出しますが、粘性が弱く流れ易いので、満月や新月のピークの直前にわりと楽に噴火してしまう。これに対し安山岩質の火山は九州や中部・北日本に多く、溶岩の粘性が高いので溶岩ドームを形成し、満月や新月のピークかその直後まで待って、なかなか自力で解放できない爆発力を、月や太陽の助けを借りて突破口を開き、爆発的な火砕流が発生する、ということなのではないでしょうか。特定の日時の月齢は、ありがたいことに以下のサイトで簡単に調べられます(1900〜2200年)。様々な日付を入力して試してみては如何でしょうか?

月齢カレンダー−つるちゃんのプラネタリウム
http://homepage2.nifty.com/turupura/java/TuruPlaCal.htm

もうひとつの要素である潮汐力との関係でいえば、毎日訪れる2つのピークかその少し後に地震発生が多く、また潮汐力の働く方向にも左右されます。潮汐力に関しても地球上で地域別のデータ検証が必要となるでしょう。日本のように緯度が高い場合には東西変化については両方向に引かれ、南北変化ではもっぱら南に引かれるようです。天体の潮汐力はそれ自体が断層などへの影響を与えると考えるよりも、移動する海洋の水圧を問題にします。統計によると地震発生が多いのは満潮のピークを過ぎて潮汐力が弱まり始めた頃だそうです。このことはピークに達した海水が急速に後退してゆく吸引力のようなものが地震発生の誘因となっているということでしょう。逆に先ほどの火山の噴火に関しては、ピーク時の満潮が訪れたとき特にそれが新月などと重なったりすれば、海面が膨れ上がるのと同時に、地中のマントルや溶岩もそうとう「満ちて」くるはずで、噴火が発生し易いときと言えるでしょう。

さて火星など太陽系の惑星の微小な効用は、惑星単独ではなくこのような月の影響力と重なったときの相乗効果を考えるべきかも知れません。地震が引き起こされる条件がすべて整った上での、最後の引き金を引く役割を果たすことがあるのか?あるとしたら太陽や月に比べ、小数点以下何桁くらいの力を持っているのか?潮汐力だけを見るならば、太陽の潮汐力を1とした場合、月のそれは2.21であり、火星は0.0000023だそうです。これはかなり低すぎると見なくてはならないのは確かです。

しかし未だ科学で解明されていないことのほうが多いということを忘れてはなりません。この潮汐力の小さい数値で表された影響力を倍増させる別の要素が、今後解明されないとも限りません。また距離が遠いから心配ないということは非常にあてになりません。大接近時に火星は地球から約5576万キロメートルの距離だといわれ、それが天体どうしの距離として遠いのか近いのかなかなかぴんと来ません。最も遠い位置「合」のとき(3億8000万キロメートル)から比べればかなりの大接近とはいえます。

距離で安心できないといえば、太平洋を挟んだチリ地震が思い浮かびます。1896年の明治三陸地震津波(M8超)では、津波によって日本で死者2万1959人、家屋被害1万棟以上という記録が残っています。1960年チリ沖地震(M9.5)では、巨大な津波は地震発生から15時間後にハワイを襲い61名の死者を出し、地震発生から22時間後に日本に襲来、死者・不明142人、家屋被害3500棟超の被害をもたらしました。

洋上において波の伝播速度は水深が大きいほど速くなります。例えば,平均水深が約4000mの太平洋ではジェット機並みの時速713km、水深が約200mの大陸棚付近でも新幹線並みの時速160kmほどの速さで伝わります。波長が長いほど波は速く伝わりますが波高は相対的に小さいので、航行中の船舶は津波の通過にほとんど気づきません。大津波といってもそれはチリ沖の海水が遠く旅をして来るわけではもちろんなく、風力で生じるようなうねりが伝わるわけでもなく、長周期の振動波が秒速200mで駆け抜けます(音速は秒速340m)。

陸地に近づいて水深が浅くなるに連れ急速に海水を押し上げ、特に狭まった入り江などでは波高十数メートルから数十メートルとなって、しかも繰り返し襲い掛かります。奥尻島青苗地区を襲った津波で最高30m、明治三陸地震津波では最高38.2mと言われています。過去のチリ地震による津波の被害の大きさは、科学的なメカニズムの解明が現在より進んでいなかったことと、距離に対する油断による避難の遅れにあったようです。

こうして考えると、現在もまだ解明されていない、地球外から宇宙を伝播してくる何か衝撃波のようなものが無いと言い切れるのでしょうか?もちろん地球上のような大気の無い宇宙では、津波や音波などよりずっと波長の長い高速な衝撃波が想像されますが、以下に引用する記事は、太陽が突発的に発した惑星間空間衝撃波コロナ質量放出(CME)に関する記事です。

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■巨大な惑星間空間衝撃波が地球を直撃

【2000年6月9日 国立天文台・ニュース(355)】

 6月6日19時42分(世界時)、NASAの太陽観測宇宙天文台ソーホー(SOHO)は、太陽を包み込むコロナを全て吹き飛ばした、巨大なコロナ質量放出(CME)、「フルハローCME」を観測しました。そして、放出された物質の速度はおよそ秒速900kmであり、48時間ほどで地球へ到達することが発表されました。同日、アメリカ大気海洋局宇宙環境センターも、この巨大なCMEに伴い6月7日から1週間程の間に、地球磁気嵐が活発化するという注意報を発表し、同局が定義している磁気嵐レベル(G1;弱〜G5;強)で、衛星利用ナビゲーション・システム(GPS)などに影響を及ぼす、レベルG3に達するという予報を出しました。コロナ質量放出(CME)とは、100億トンの太陽コロナのプラズマ・ガスを秒速2千kmという超音速で吹き飛ばす現象のことで、1〜2日で地球へ到達します。地球は強力な地球磁場(赤道付近で約0.5ガウス)で覆われているので、CMEの衝撃を十分に和らげてくれるのですが、今回のような巨大なCMEは、地球の電離圏に強力な電流を生じさせ、電気機器の誤作動、GPSなどの衛星の誤作動、電波障害、オーロラ活動の活発化を引き起こします。 6月8日8時42分(世界時)、地球から太陽側へ150万kmの宇宙空間に浮かぶ太陽物質探査衛星(ACE)によって、惑星間空間衝撃波の到達が観測されました。この衝撃波の到達直後の6月8日9時10分(世界時)には、活発な地磁気擾乱が茨城県にある柿岡地磁気観測所で観測されています。現在も太陽風速度は、秒速700kmと高速であるので、地磁気活動は今後もやや活発になる可能性があります。

以下省略

http://www.astroarts.co.jp/news/2000/06/12NAO355/index-j.shtml

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この記事の後半では太陽は11年周期で活動の極大を迎え、太陽黒点が激増し、太陽風やコロナ質量放出がしばしば劇的な変化を示すことがあると書かれています。ここでは触れられていませんが、巨大なCMEを観測したという6月6日19時42分という日時は、先に触れた2000年5月5日の、地球から見てすべての惑星がほぼ同じ方向に並ぶ「惑星直列」と同時期ということになります。太陽風やコロナ質量放出のほかにも、宇宙には様々な爆発と衝撃波に満ち満ちていることが分かってきました。原始星から噴出するジェットと衝撃波、超新星爆発による衝撃波、銀河の中心核から吹き出すジェットなどが有名ですが、まだ未知のものも多いはずです。中性子星やブラックホールのような激しい天体現象からは強力な重力波が放射されています。

惑星は太陽ほど強力なエネルギー放射はありませんが、それぞれエネルギー活動を行い、地球を含めて電磁波を発散しています。そうした影響を個々の数値で判断しても、現在解明されている範囲ではごく微小であることを認めなくてはなりません。ただ個別の惑星ごとに限定した検証をするにしても、それ以前に押えておきたいのは太陽系全体の結びつきです。「太陽系全体」という観点を、もっと重視しても良いのではないかと思うのです。

宇宙は決して平穏な空間ではなく様々なエネルギーが飛び交い、磁場が捻じ曲がったりしているわけですが、上記のほかにも太陽系の外にはこれも強力な宇宙線(銀河宇宙線)が常に降り注いでいます。宇宙線とは光速に近い速度で飛んでいる電子、ガンマ線、各種原子核などの宇宙放射線の総称で、宇宙空間に浮かぶ隕石などを浸食してゆきます。この宇宙線に対抗しているのが、先ほどの挙げた太陽風(太陽宇宙線)で、太陽系全体を覆って銀河宇宙線の侵入を防いでいます。その効果が及ぶ範囲を「太陽圏」と言い、まるで太陽の縄張りに惑星たちを保護しているかのようです。

ボイジャー1号と2号は今後数年、十数年以内に終端衝撃波に到達すると期待されています。しかしその後数十年間、衝撃波の後ろの亜音速流領域を飛び続けるはずで、太陽の影響を受けない真の星間空間に達するのはまだしばらく先のことだそうです。現在の仕事としては紫外線分光装置を用いて太陽圏の分光観測を行い、太陽系外からやってくる星間ガス流を詳しく調べています。また宇宙線検出器で、太陽圏の外縁部における星間宇宙線のエネルギースペクトルを観測しています。

ところで「ボーデの法則」というのをご存知でしょうか?これは1772年にドイツの天文学者ヨハン・E・ボーデが出版した本の中で述べられた、太陽と各惑星軌道の距離についての、4・7・10・16・28・52・100・196... という法則性のある数列のことです。数値は4水星、7金星、10地球、16火星、52木星、100土星という具合にほぼ対応しますが、当時は土星までしか発見されていませんでした。1781年にハーシェルが天王星を発見した時、その実測値は196と僅か3%未満の誤差でした。また火星と木星の間の28という空白に注目した天文学者たちは、そこにセレス、パラス、ジュノ、ベスタなど幾つもの小惑星を発見しました。

後に海王星や冥王星にはこの法則が当てはまらないことになり、外側にゆくほど誤差が致命的に大きいとされてきました。ところが最近ユニークな、「見直し」の「見直し」説が登場しました。1992年以降、冥王星の外側に多数の小惑星が発見されています。これらの天体はエッジワース・カイパーベルト天体と呼ばれ、冥王星の大きさに匹敵するようなものまであり、さらに周知のように海王星は冥王星と軌道が交差していて外側になることもあることから、これらをすべて1つのグループとして平均値を取ってみるとボーデの法則計算値388に対し実測値379にまで近づくそうです。まだ未発見の小惑星を加算すれば、もう少し近づく余地があります。

「ボーデの法則」とその見直しについて
http://www.d1.dion.ne.jp/~ueharas/seiten/gt10/bode.htm

ボーデの法則の発想はどこから来たものなのでしょうか?再び私見になりますが、それは太陽系内のすべての天体が太陽を中心に密接に結びついていて、単純ではないが必ず法則性があるという直感でしょう。太陽系はそもそもの生い立ちから一体であり、初期の頃は大爆発で周囲に飛び散ったガスや塵が円盤状に広がって回転していました。中心部の大きな重力で太陽が形成されると、その波紋のように広がった磁場に沿って塵が集まり、幾重にも太陽を取り巻いて回転しました。そうした塵の輪が、数億年かけてそれぞれの軌道上で衝突や合体を繰り返し、質量が大きくなるほど重力を増して丸み帯び、さらに周辺の物質を取り込んで現在のような太陽系惑星の公転運行を形成していったのです。

こうして考えてみると、太陽系の軌道に何らかの法則性と考えるのは理に叶っていると思われ、今でもそれぞれの軌道は太陽を中心としたひとつの調和のもとに成立しています。こうした「円盤モデル」の太陽系生成過程に異論を唱える人もいるようですが、私としては基本的にこの線で間違いはないと思っています。説明がつきにくい現象が見られるのは特に生成初期の頃<、太陽自体がまだ未熟であり重力が弱かったことが最大の原因だと思います。そして例えば小惑星イカルスなどの特別な軌道をもつ天体があることなどは、太陽系全体とそれを構成する個々の天体が今も生きいきと活動中である証しだと解釈します。常に変化の途上にあり、また太陽以外の天体どうしの影響を考えれば、法則性の中にも稀にカオス的状況が見られるのは自然なことだと思います。

          公転周期  質量   太陽からの重力 自転速度  密度  タイプ
火星から内側の惑星 短い    小さい  大きい     遅い    高い  岩石型惑星 
木星から外側の惑星 長い    大きい  小さい     速い    低い  ガス型惑星

太陽系の惑星はそれぞれが非常に個性的ですが、それはほとんど太陽からの距離の違いによります。大まかな傾向は上記の通りです。各惑星を構成する物質成分の違いも、このような太陽からの距離の違いを数十億年続けてきた結果だと思われます。木星より外の惑星がガス型惑星だという主要な原因は、高速回転による遠心力にあるといわれます。冥王星はあらゆる面でこれに反する特徴を持っているので、かつては海王星の衛星だったのではないかという有力な仮説があります。これらのうち火星の環境は、その質量が小さい以外は他の惑星に比べて地球にかなり似ていると言えます。

公転周期:約687日 自転周期:約24時間37分
質量:地球の約10分の1 密度:地球の約3分の2
地表の重力:地球の約3分の1 地表温度:平均氷点下60℃

その内部構造や地質成分も地球に類似的なので、火星は地殻活動も期待され、将来の開発や移住先として語られたり、現在は探査ロボットが送り込まれて調査が行なわれています。火星も地球も微小ながらエネルギー活動によって電磁波を放出しています。電磁波とは電界と磁界が一定の大きさを保ちつつ相伴って空間を進む波の総称で、長波、超短波、マイクロ波、紫外線など、電波や光をもすべて含む非常に幅広い概念です。宇宙からのもの、自然界に存在するもの、人工的なものと様々です。みなベクトル波と呼ばれる横波です。通常はこれらを問題にします。

これに対し最近、世間を騒がしているのが縦波のスカラー電磁波というもので、これは交流電流を開発してトーマス・エジソンと対立し、その「電流戦争」に勝って交流電流を世に広めたニコラス・テスラによって提示された理論で、彼は「強力な縦波電磁波が開発され兵器に利用されれば、エンパイア・ステートビルなら数分で、地球なら数ヶ月から1〜2年で破壊できるだろう」と語ったと言われます。最近よくニュースに登場する「白装束集団」はこのスカラー波の攻撃を警戒しているのです。そしてこのスカラー波は超能力や心霊現象もこれにあたると説明するので、神秘主義者たちに好まれるわけです。オウムが阪神大震災は地震兵器によって引き起こされたと主張したときも、理論的根拠はスカラー波理論だったそうです。スカラー波理論は一般に研究者の間では相手にされていません。

さて横道に逸れましたが、現在のところ火星から受ける重力や電磁波などを総合的に見渡してみても、これといって直接地球に大きな影響を与えるものは見当たりません。ただ隣り合った軌道や地球と火星の類似性から、そのうち未知の影響力が発見されないとも限らないということを強調したいだけです。地球では今までに火星からのものと判明した隕石(SNC隕石)が計36個も見つかっています。これらは、火星に小惑星などが激突した時に火星の岩石が宇宙空間にはじき飛ばされ、それが宇宙を漂って地球に落下したものだと推定されています。これはやはり軌道が近いからにほかなりません。

火星隕石
http://www.geocities.co.jp/Athlete/2383/hanasi/inseki/inseki.html

このほか地球上で「共鳴現象」というものがあります。遠く彼方の飛行機の振動が、たまたま条件がピタリと合った時に窓ガラスを突然激しく揺らしたり、水面にさざ波を立てたりします。地震についても、震源から伝わる振動は地盤によって大きく左右されるので、近いほど震度が大きいとは限りません。これは断層が震源地と繋がっているかどうかとは別の問題です。類似性の多い火星と地球で、何らかの周波数がピタリと一致し、「共鳴現象」的なことを起こす可能性は無いのでしょうか?またはもし前述の「津波」のように、火星で起こったある特定の現象が、波長を伸ばして宇宙空間を伝播し、地球に到達したときに、地磁気などに僅かでも作用を及ぼす事はないのでしょうか?あるとすればそれは「火星の大接近」のような距離が近くなったときに最も起こり易いはずです。

量子地球物理学
http://www.sci.osaka-u.ac.jp/students/syllabus2003/university/u138.html

太陽系内の平均運動共鳴(PDFファイル)
http://th.nao.ac.jp/~kokubo/nbody2003/ym.pdf

ここまで、太陽系の惑星が地球上の地震発生に影響を与える可能性を「捨てきれない」という立場で、できるだけ「理論的」な主張を試みてきました。これは裏づけの理論ではもちろん無く、概ねバックグラウンド的なことを整理して、将来の研究の余地に期待する、あるいは研究の余地を閉ざすべきではないという一介のアマチュアの意見を書き連ねたものです。一方、理論的に仮説を立てつつも「統計的」にこの問題を研究することもできます。先ほどの月齢と地震発生の一覧はまさにそれですが、太陽系の惑星の配置と地震発生の関係についても、同じように統計をもとに検証してみたらどうか?と思うのは当然で、むしろそれが本来の検証法だといえますが、実行されている方々は苦心しているようです。

近年、測定技術の進歩により天体観測や地震計測の精度が上がり、コンピュータによるデータ解析が格段に向上しました。このことは惑星が及ぼす地震発生への影響を統計的に研究する上でも役立つはずです。ところが月の影響を検証するのに比べ、太陽系の惑星に関してそれを行なうには厄介な問題があります。肝心の「事例」がそう頻繁に起こらないということです。いくら測定技術とデータ解析が優れていても、特殊な天体イベントと大地震が同時に起こる(多少のずれも含めて)というサンプルを多く採るということは「時間」という制約によって絶望的に困難になっています。

あまりにもゆったりとしたサイクルで動いてゆく天体の運行や地殻変動は、将来のデータを得ることに向いていません。天体の運行に関しては、コンピュータで将来の惑星の位置などを数値計算的にシミュレートできますが、地震発生は10年後なら10年、100年後なら100年待たなくてはデータが得られません。言い換えればここ数十年の全地球上の地震データをいくら集めてみても、その間に天体イベントが起こらなければ、経験的に因果関係を照合することができないのです。

そこでより長く過去に遡って天体イベントの事例をピックアップして統計を取るわけですが、それも信用度を厳密に議論できるほどのサンプルが集まりません。例えばハレー彗星は約76年の周期で地球に接近しますが、そのとき地球上で何が起こったかを調べるには10回分のデータを得るのに760年、100回分のデータを得るのには7600年かかります。

ハレー彗星接近時の災害の記録について過去に遡ってみても、近代的な測定データが残っているのはせいぜい3〜4回で、それ以前は測定技術も未発達で、大地震、大噴火、洪水、疫病などについて、一部の例外を除いて漠然とした、あるいは宗教的、伝説的な形での記録が残っているだけです。そうした古い文献の数行の記述を拾ったり、崩れた地層や埋もれた遺跡などを発掘して、天変地異の実態を改めて調査し直すという、ほとんど考古学的な作業となってしまうわけです。

天文学の分野ではこうした「時間」の制約を打開するために、より遠い宇宙に眼を向けました。例えば恒星や星雲の誕生から死滅までの様子を研究する場合、宇宙を広く見渡せば若い星から年老いた星まで、その様々な途中段階のサンプルを見ることができ、それらの特徴をつなぎ合わせて全体のプロセスを解明し、普遍的な法則を導き出そうとします。最近ではハッブル宇宙望遠鏡が有名ですが、かつてより格段に遠い宇宙を鮮明に捉えることができるようになり、それだけ様々な「時間」に生きる星々の姿を比較できるようになりました。

ひと昔前までブラックホールがどこにあるのか、天文学者さえ探し回っていましたが、今ではすべての銀河の中心に巨大なブラックホールが存在することが定説になっています。また夥しい遠くの銀河の位置をすべてスーパーコンピュータに入力して、宇宙全体の形を仮想空間に再現する作業さえ進められています。そして特に「時間」の制約を打開した面白い研究としては、2つの銀河どうしが衝突したらどうなるか?というもので、その接近から数回にわたり反復される衝突と最終的な融合まで、宇宙上に観られるいくつかの段階のサンプルをもとに、数千万年かかる現象を3Dグラフィックで数分間に再現できるようになりました。

太陽系の惑星が地震に与える影響について、太陽系外の「事例」をサンプルとして、将来において新しい発見が無いとも限りません。しかし今のところ他の地球型惑星に起こった天変地異を広くモニタリングしているわけではないので、やはり過去に起こった地球上の事例をもとに、推理を愉しむしかありません。数百年、数千年に一度というような天体イベントが起こるときくらいは、せせこましい人間界の営みから目先を転じて、イメージを壮大にし、宇宙の謎に関心を寄せるのも私たちにとって決して無意味なことではないでしょう。

今回の火星大接近に関して、特にそれが地震などの災害を誘発するというような警告は、ネット検索で調べてみても、国内外を問わず実はあまり見当たりません。阿修羅サイトにはズバリという感じの以下の投稿がありました。東海大地震発生か!かどうかは分かりませんが、ちなみに2003年8月27日は、朝から夜にかけて月齢28.3〜29.3というまさに「新月」です。

火星大接近により、巨大地震が多発!2003年夏、東海大地震発生か!※火星画像アリ
http://www.asyura.com/0306/jisin7/msg/149.html
投稿者 天文地震研究会 日時 2003 年 7 月 25 日 03:22:08:

その他は世間を見回してみても、どうも以前に比べてみな冷静というか、逆にちょっと物足りない気もする感じで、ほとんどが基本的な解説や観測の仕方について書かれたものばかりでした(それはそれで好奇心をくすぐりますが)。

そんな中で改めて以下のサイトを紹介したいと思います。先ほど「満月・新月と地震の関係」で既に触れていますが、このサイトでは地震発生の「前兆現象」について研究されていて、その中で「太陽・月・惑星の位置と地震の発生」という頁で、かなり詳しく天体が及ぼす地震への影響について統計をもとに検証を試みています。「火星」については、太陽や月のほか、木星や金星よりもその影響は少ないと解説しています。最後に、その目次と序文だけ引用させて頂きます。

前兆現象と発震のトリガーについて【TOPページ】
http://www.bekkoame.ne.jp/i/ge6968/zencho.html
太陽・月・惑星の位置と地震の発生
http://www.bekkoame.ne.jp/i/ge6968/tkvsji.html

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<<目次>>

1.はじめに
2.太陽系天体のイベント
3.天体の重力と潮汐力が地震に及ぼす影響の仮説
4.参考文献・HP・ソフト
5.太陽、月、木星、金星の整列や集合と大地震を調べる
6.各天体の位置や距離と地震
7.大地震と天体の位置(図資料)

<<1.はじめに>>

 惑星直列とかグランドクロスとかいわれて、このときは大地震の発生する可能性が高いといわれている。それが事実かどうか私なりに調べてみた。
 大地は、太陽の引力や公転の遠心力、自転の遠心力、月の重力、プレートテクトニクス理論による岩盤を押す力、岩盤の反発力などと微妙なバランスを保っていると思われる。そこに、さらに木星や金星、土星の運行による重力の変化が加わってくると大地に働く力はより複雑になる。
木星や金星の重力は太陽や月にくらべると格段に小さいため無視しても良いという考えもあるかも知れないが、もともと太陽や月の重力でつり合っているところに、上皿てんびんの針がわずかの重さの変化(最大秤量100gの上皿てんびんの場合、感度100mg程度。感度1000分の1)でゆれるように、木星や金星によるわずかな重力の変化が大地のバランスを狂わせている可能性を捨て去るわけにはいかない。本ページの最後の方の「天体の位置関係と大地震」のデータをみていただくと、何か無視できないような思いがする。
土星や近いときの火星の重力の影響は大変小さい。水星や天王星他の影響はもっと格段に小さい。

 最も地震の発生に影響が大きいのは、月の重力と木星や金星の重力が重なり合ったときのように思う。

 以下のデータでまとめているように、大地震の発生している時はほとんどが太陽系天体のイベント(下記参照)が起こっているときである。イベントの影響は2〜5ヶ月は続くので、その間のいずれかの日に大地震が発生する。しかし、イベントの起こっているときでも、大地震の発生していないときも多い。大地が地震に対して臨界状態に達しているときにのみ、イベントによる重力の変化がトリガーとしてはたらくのではないかと考えられる。

 ただ、天体の運行から地震が予測できるのは、「大体の時期」のみで、くわしくいつどこでというのは予測できないように思う。天体のイベントが起こっても、大地の側が準備できていなければ、地震は発生しない。くわしい場所とか日とかの予測は、電磁波とか雲とかの他の観測に依らなければならない。

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★ということで続きは、
 http://www.bekkoame.ne.jp/i/ge6968/tkvsji.html
 を訪ねてご覧下さい。様々な興味深いデータが掲載されています。

 
関連

月の引力と地震
http://www1.odn.ne.jp/kentaurus/moonpower.htm
潮汐力と地震
http://www1.odn.ne.jp/kentaurus/moonsun.htm

2000年三宅島大噴火
http://www2.ttcn.ne.jp/~miyake-dog/new_page_4.htm

2種類のマグマ−玄武岩と安山岩
http://georoom.hp.infoseek.co.jp/3litho/11volcano.htm

想像を絶する地震津波
http://www.tdk.co.jp/tjdad01/dad00036.htm

太陽圏---太陽風プラズマの世界
http://www.eps.s.u-tokyo.ac.jp/guidance/space/terasawa.html

惑星科学のための宇宙探査機
http://www2.crl.go.jp/ka/TNPJP/nineplanets/spacecraft.html

火星隕石
http://www.geocities.co.jp/Athlete/2383/hanasi/inseki/inseki.html

NASA、太陽の磁気ループの新映像を発表(CNN)
http://www.asyura.com/hazard/msg/404.html
投稿者 FP親衛隊國家保安本部 日時 2000 年 9 月 27 日 15:56:54:

カリフォルニアの断層が"共鳴"――先週末の地震が他の地震を誘発
http://www.asyura.com/hazard/msg/213.html
投稿者 猫の手 日時 1999 年 10 月 17 日 14:57:52:

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