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(回答先: 三重県企業庁ごみ発電所での爆発事故 投稿者 パトロス 日時 2003 年 8 月 20 日 21:54:19)
今朝の産経新聞朝刊には、ごみ発電所の爆発事故に関して続報が載っています。
http://www.ailab7.com/gomihatuden2.html
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放水し発酵→ガス増加 バーナーの火が引火?
消防士ら三人が死傷した三重県営ごみ固形化燃料(RDF)発電施設(同県多度町)の爆発事故で、冷却のため行った放水によってRDFの発酵が進み、可燃性ガスが増えた可能性があることが二十日、分かった。桑名署などは同日、爆発が起きた燃料貯蔵タンクを実況見分し、業務上過失致死傷容疑も視野に入れて事故原因を調べている。
県企業庁や施設の管理運営を委託されている富士電機(東京都品川区) などによると、同施設では昨年十二月以降、貯蔵槽内のRDFが高温になるトラブルが続出。しかし、施設側は専門家に対応策を尋ねず、消防にも通報しないまま、四人が負傷した十四日の爆発事故の三、四日前からRDFに水を掛けていた。
その後は、消防と対応策を協議。十九日の爆発の前日から「温度が下がり、煙が弱まった」(富士電機)ことを理由に放水を再開していた。
同署などは、放水用ホースを入れる穴を開ける作業で使ったガスバーナーの火などが可燃性ガスに引火し爆発した可能性があるとみている。
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注目されるのは、
・十九日の爆発の前日から「温度が下がり、煙が弱まった」(富士電機)ことを理由に放水を再開していた。
という点です。これは解離現象が始まって、一旦温度が下がったという可能性があります。
しかし、この間に解離ガスが発生貯蔵されているわけで、周囲からの熱の移動によって、解離ガスの着火温度に復帰すれば、大爆発の危険が迫っていると考えなければなりません。http://www.asyura.com/0306/jisin7/msg/129.htmlでも話題になりましたが、大火の場合、消火放水中に一旦弱まった火勢が理由も無く再び勢いを増してびっくりしたという話があるようですが、その理由と同じだと思います。タンクに「放水用ホースを入れる穴を開ける作業」をしたようですが、すくなくとも密閉タンク内の火災に直接放水することは危険です。解離ガスを排出・抜き取る作業の方が重要だと思います。
消防当局は放水したことによって発酵し、可燃性のガスが溜まって、それに引火したという解釈のようですが、そんなことがあるとは私には思えません。