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連続地震 鎮守さま山ごと崩壊の恐れ 宮城・矢本 (河北新報)
http://www.asyura.com/0306/jisin7/msg/239.html
投稿者 シジミ 日時 2003 年 8 月 07 日 15:32:23:1VmSkkGasXps6

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030807-00000006-khk-toh

宮城県矢本町大塩の新山(にいやま)神社の境内で、宮城県連続地震の影響で長さ約50メートルの亀裂が走り、神社の山全体が崩れる恐れがあることが6日までに分かった。神社は約1200年の歴史があると言われ、地域のシンボルとなっているだけに、住民は「何とか持ちこたえて、元の姿に戻ってほしい」と願っている。

 神社一帯は現在、立ち入り禁止になっており、頂上の社殿前の亀裂部分はシート約20枚で応急の防水措置が施されている。土井和幸宮司は「地震直後に行われた危険度判定では、雨水が浸透して地割れが進行すれば、神社の山全体が崩れると指摘された」と話す。

 標高約50メートルの頂上にある社殿近くには、東西方向に深さ約30センチの亀裂が7、8本走り、建物は礎石からずれた状態。宮城県指定文化財で樹齢900年以上とされる高さ30メートルの「姥杉(うばすぎ)」も、他の4本の木とともに谷側に傾いた。鳥居は落ち、約120段の石段は所々割れたりせり出したりしている。

 本殿は今年3月に修理したばかりで、倒壊など深刻な被害は免れたが、本殿に隣接するご神体をまつるかやぶきの建物は屋根が崩れた。
 新山神社は380戸の氏子がおり、毎年8月末に風鎮祭、11月中旬に秋の例祭を行っているが、土井宮司は「地域の生活再建が最優先。社殿の今後を考える状況ではない」と話す。

 神社のある大塩地区は、南北方向に走る活断層「旭山撓曲(とうきょく)」(河南町―矢本町―鳴瀬町)のすぐ西側に位置する。社団法人土木学会の調査では、断層に沿って斜面崩壊や地盤の亀裂が多く発生したことが分かっており、神社もこの影響を受けたとみられる。
 近くに住む主婦松谷京子さん(50)は「地元で代々大切にされてきた神社なので、鳥居が落ちたことなどにみんなショックを受けている。早く修復して、来年の初詣でに行けるようになれば」と話していた。
[河北新報 2003年08月07日](河北新報)
[8月7日7時9分更新]

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