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(回答先: 【特集MS】マイクロソフトの原点 投稿者 愚民党 日時 2003 年 9 月 05 日 03:37:28)
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MS-DOSの誕生
http://clubjs.tsukaeru.jp/windows/mskk2.htm
1980年7月22日
International Business Machines(IBM)のジャック・サムズが、シアトルのマイクロソフトに訪れた。
IBMはパソコン市場に新型パソコンで参入を考えていた。
もともとIBMはこれまで開発してきたコンピュータには、自社で製作したOSを提供していたが、参入時期を焦っていたせいもあり、自社内での開発を止め、新型パソコンを動作させるための基本ソフト(OS)を作成してくれるソフトハウスを探していた。
1980年8月21日
マイクロソフトは、IBM新型パソコン用にBASIC/COBOL/FORTRAN/PASCALのプログラム開発を担当することになった。
しかし、この時にまだそのプログラムを実行するための基本ソフト(OS)を提供するソフトハウスが決定していない。
当時パソコン用のOSとしては、ディジタル・リサーチ社のCP/Mの他存在しなかった。
ジャック・サムズはマイクロソフトの推薦を受けてディジタル・リサーチ社にOSの提供依頼をしに行ったが、ディジタル・リサーチの対応は冷たかったとされている。
1980年8月28日
IBMとマイクロソフトの間で会談が持たれた。
IBMはマイクロソフトにOSの開発を依頼した。
マイクロソフトはOSの開発については未経験だったので、開発決定を出したのはかなりの時間を要しました。
1980年9月21日
ケイ(西和彦)に後押しされる形で、OSの開発を決定する
1980年9月30日
IBMに対して、OSに関する資料を提出する。
1980年11月6日
IBMとマイクロソフトの間で正式な契約が成立する。
1980年11月30日
新型パソコンの試作機を マイクロソフトに引渡。
OSの納期は、3ヶ月後とされていた。
OS開発経験があったとしても、3ヶ月という期間は短すぎる。
しかし、IBMはスケジュール絶対の会社。
マイクロソフトとしては、過去これ以上の冒険はなかったのではないだろうか?
ここでマイクロソフトは、一からOSを開発するのではなく、シアトル・コンピュータ・プロダクツ社から、CP/Mを模倣したQ-DOSを権利ごと買いとりMS-DOSへと作り変えた。
Q-DOSは、ティム・パターソンが書いたもので、マイクロソフトが作成したものではない。
新型パソコンに搭載されたMS-DOSの本当の姿は、SCP社のQ-DOSだったのだ。
資料を読むと、この部分の書き方は様々のようだ。
ただ単純に起動画面のQ-DOS表示をMS-DOSと変更しただけ…或いは、Q-DOSを柱に、完全にカスタマイズしたので相当の苦労があった…など。
1981年3月1日
3ヶ月というOSの納期には、間に合わせる事が出来なかった。
しかし、IBMは納期について煩くは言わなかった。
ディジタル・リサーチは、IBM新型パソコン用のOSとして、CP/M-86というOSを提供したが、軍配はマイクロソフトのMS-DOSに上がった。
CP/Mを模倣したQ-DOSは、CP/M-86よりもCP/Mに似ていたと言われている。
このことが、マイクロソフトの自信となり、基本ソフト(OS)メーカーとしてのスタートとなりました。
8月の製品発表の同じ目標に向けてIBMとマイクロソフトは動き出しました。
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