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(回答先: 希望 投稿者 エンセン 日時 2003 年 8 月 20 日 02:03:58)
エンセンさん、さっそくにお返事くださって有難うございます。
戦争に関するエンセンさんからの問いにはまだ私の答えが出せていませんが、お時間をお願いいたします。
私がこのような問いを皆様に出したのは、ユダヤ、中国、ドイツ…厳しい歴史をくぐった国の人の家庭教育姿勢とわが国のものを
比較して、受け継がせる戒めや教えに乏しい状況に危機感を持つからなのです。
ご存知のようにユダヤ人は長い歴史の中で、その独特の文化的姿勢もあって、排斥や迫害、虐殺を経て来た訳です。その為に
お祭りや儀式の中にも、過去に経た苦難の想い起こしと、乗り越えの姿勢の共同確認があるようです。彼らの聖典を元に、子供に
世に対処する智恵を繰り返し伝えているようです。
中国系の人も大変なものです、鞭で親がひっぱたく用意をして懸命に教育し、智恵の言葉を山ほど教えています。処世の智恵なの
ですが、過酷な国内戦争の歴史と圧政を経ていますから深い智恵が込められています。
まともなドイツ人家庭の教育も厳しくしっかりしています。
日本は… 絶句です。
ただ、語り聞かせることは、子供の場合は必ずしも無力ではないと想うんですよ。
子供は親が全人格で語り聞かせたことは覚えると想うんです。私は覚えています、そして、自分の性格に合っている事は実行でき
ます。忘れませんね。
ともあれ、子供なら親さえしっかりと教えれば覚えるのではないでしょうか。私の父は結構しつこく教えましたね。これ、財産です。
エンセンさん、あなたがここに登場された時、お嬢さんのことを語っていらっしゃいましたね。何かを残してやりたい…そのように覚
えています。それ、ひとつには生き抜く智恵ではないでしょうか。危機もあり、孤絶の時もある、人を疑うか信じるか苦しむ時もある、
そういう時の鍵のような智恵です。私の場合、父が危地を潜り抜けた時の判断を覚えていて、それを鍵にした事があります。
お金も大切ですが、お金は絶対絶命の時の判断は生まないですから。
今の若い人(まあ20代くらい)に知らせるだけの形で何か伝わると想うのは無理でしょうね。
自分もが放置した事のために火傷するという厳しい想いの中で、なぜ…と自ら問う時にしか生きたものは伝わらないと想います。
彼らを放置するというのではないが、対処する自らの姿勢を確立するためにも知る事はまず必要と思っています。次の段階の実
行は、戦うとか抵抗するという実力行使で現われるのではなく、変わらざるを得ない状況の社会を変えてゆく舵取りで行われるよう
な気がしています。
ここらへん、ずいぶんはるかなところからのろのろと始めるような印象かもしれませんが、馬場さん、すみちゃんで貨幣の事を検討し
て来ましたし、あっしらさんはすでに方策を提示されてきました。
これからの事は、世間ずれしているかのように見えても、根源的なところから得た回答が必要な時代になると想っています。次の
世代に申し送りしないと解決してゆかないほどの事かもしれませんね。