現在地 HOME > 掲示板 > 雑談専用2 > 948.html ★阿修羅♪ |
|
自分は、いわゆるベストセラーなる本はめったに手を出しません。でも、どうしても気になる時は読むようにしています。
養老孟司氏の「バカの壁」。氏はこう言います。「人生の意味を考えること。それを真面目に考えないことが、共同体はもちろんのこと、結局のところ自分自身の不幸を招いている。」と。
「人生の意味を考える」ーー難問です。哲学的思考は、もう学者まかせにできないところに来ているのでしょうか?
自分も含めて多くの人は、今まで安易な幸せばかり望む方向にあったと思います。それはいつも自分以外の何かを手にいれることでした。でも、それでは安寧はつかめない、一時の満足は時を超えた幸せにはつながらないと、ようやくわかってきた今、飛躍しますが、自分がこの世からいなくなった後もずっと続いているような幸せが欲しい、とさえ思うようになってきました。
彼らは、ある意味、真剣に幸せとは何かを考えたのかもしれません。考えているのかもしれません。ただし、それは、個々としての幸せであり、決してそれが共同体の幸せにもつながる類いのものでないことは、皆さん重々ご承知のところです。
安エコロジストみたいな物言いしかできない自分に苛立ちますが、人は自然の一部分であるという考え方ではなく、人と自然は別物であるという考え方に立ち、それを極めていくと、おそらく共同体など必要ないという結論に結びつくのでしょう。
人は、共同体なくして幸せをつかむことはできないことが、この今の世の中の現状を見て手にとるようにわかってきました。
戯れ言です。。。