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(回答先: 龍の変容 投稿者 マルハナバチ 日時 2003 年 8 月 10 日 20:55:45)
>近代経済学、近代の経済の隠蔽した暗いものの起源を、ローマよりも前に遡って。
>大地母神時代を殺害した時にすりかえられたもの、その殺害とすり替えの隠蔽を。
>公の経済の中に隠蔽されたまま確定したのはローマの時でしょう、その隠し続けた
>鬼っ子が近代へ変容した。
あくまでも直感の文だったけれど、これを書いた後、貨幣の根源/源初を追求したくて資料を探しました。
するとベルナルド・リエター氏が2000年に『マネー :なぜ人はおカネに魅入られるのか』で、似た事を書いているのに出会った。
彼も、この時代に貨幣の根源/源初を追求する事から逃れて時代の問題群を解決するのは無理だという直感があったように想われます。
同時代的問題意識なのでしょう。
字面の上では同じ事を指摘しているようだけれど、リエター氏のものはユング心理学の『型枠』を使って生産性や貨幣にまつわる博物学的事象を平版に継ぎ接ぎしているだけに感じる。(キレの鋭さもなく退屈)
こっちは素人だけれどもやはり、彼の本に対してこういう印象が明確にある。
ここら辺が面白い。
時代が変革の境界域に来ると、専門家がその過去の重荷によって陳腐な事しか言えていないことが素人にも解るのだろう。素人のほうが日常の事象に切実に向き合っているからね。
『マネー:なぜ人はおカネに魅入られるのか』ベルナルド リエター (著)
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